システム・アクション
アクション・バーには、すべてのタスクで使用可能なシステム・アクションがユーザーの権限に基づいて表示されます。表32-7に、システム・アクションを示します。
表32-7 システム・タスク・アクション
アクション | 説明 |
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申告 |
グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクは、最初に申告する必要があります。「申告」は、グループまたは複数ユーザー割当ての「タスク・アクション」リストで選択可能な唯一のアクションです。タスクが申告されると、すべての適用可能なアクションがリストされます。 |
エスカレート |
タスクを完了できない場合は、そのタスクをエスカレートし、必要に応じて「コメント」領域にコメントを追加できます。このタスクは、ユーザーのマネージャ(階層内で1レベル上)に再度割り当てられます。 |
プッシュバック |
このアクションは、タスクをワークフロー内で1レベル下の前の割当て先に送信する際に使用します。 プッシュバック・アクションにより、他のすべてのアクションがオーバーライドされます。たとえば、タスクがプッシュバックされた後に再度割り当てられた場合、再割当て先がタスクを承認すると、そのタスクはプッシュバックを実行したユーザーに戻されます。これは予想された動作です。 ノート:
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再割当て |
マネージャは、タスクを報告先に委任できます。 |
リリース |
グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクを、そのタスクを申告したユーザーが完了できない場合、そのタスクはリリースできます。このタスクは、他の割当て先ユーザーが申告して完了できます。 |
更新 |
タスクの期限切れが近づいている場合は、そのタスクを更新し、必要に応じて「コメント」領域にコメントを追加できます。タスクの有効期限は、1週間延長されます。期限更新は、タスク履歴に表示されます。タスクの更新期間は、オプションのパラメータによって管理できます。デフォルト値は、 |
情報の発行、情報のリクエスト |
この2つのアクションは、他のユーザーから詳細情報の提供をリクエストされた場合、またはタスク作成者や前の割当て先に詳細情報をリクエストする場合に使用します。再承認が不要な場合、タスクは次の承認者か、ビジネス・プロセスの次のステップに割り当てられます。 |
「一時停止」および「再開」 |
プロセスに関連していないタスクは、一時停止できます。これらのオプションを使用できるのは、BPMWorkflowSuspendロールを付与されているユーザーのみです。他のユーザーは、タスク・フィルタで「前へ」を選択するか、「一時停止」ステータスのタスクを検索することにより、このタスクにアクセスできます。一時停止の期間は無期限です。これは、「再開」を使用してタスクの処理を再開するまで継続されます。 |
取下げ |
タスクの作成者が、そのタスクを継続しない場合(たとえば、休暇申請を取り消す場合)は、タスクを取り消し、必要に応じて「コメント」領域にコメントを追加できます。この場合は、ビジネス・プロセスによって、次の処理内容が決定されます。ホームページで「取消」アクションを使用するには、「作成者」タスク・フィルタを使用します。 |
開始タスク/停止タスク |
ユーザーがタスクの作業を開始または停止することを選択すると、タイム・スタンプが選択したすべてのタスクに割り当てられます。これは、タスクの作業時間の計算に使用されます。たとえば、「startTask」→「stopTask」→「startTask」→「stopTask」→「startTask」→「completeTask」のように、ユーザーは、同じタスクに対して「開始タスク」および「停止タスク」を複数回使用できます。 総作業時間は、これらの時間間隔すべての合計です。 開始タスクおよび停止タスク操作は、「割当て済」または「情報のリクエスト」ステータスのタスクでのみ使用できます。開始タスクおよび停止タスクは、集計済タスクでは使用できません。 |