マップ・ビューの使用

図41-1に、XSLTマップ・エディタのマップ・ビューを示します。左側のペインには、受信ソースXMLドキュメントを表すソース・ツリーが含まれています。このソース・ツリーはXSDスキーマ・ファイルまたはサンプルXMLファイルから作成できます。

中央のペイン、またはキャンバスは、XSLT要素にマッピング可能なXPath式および関数をドロップする場所です。

右側のペインは、作成するXSLTのマージ済ビューを表すターゲット・ペインと、ターゲット・スキーマを表すターゲット・ツリーです。このターゲット・ツリーはXSDスキーマ・ファイルまたはサンプルXMLファイルから作成できます。

ターゲット・ツリーにイタリック体でグレー表示されたノードは、まだマッピングされていないノードを表します。これらのノードはXSLTの一部ではなく、便宜上表示されています。グレー表示のノードはマッピングされると、通常のフォントになり、XSLTマップに表示されます。

マップ・ビューでは、ソース・ツリーからターゲット・ツリーへのドラッグ・アンド・ドロップ・マッピングがサポートされます。さらにマップ・ビューでは、XPath関数のコールおよび、xsl:ifxsl:for-eachなどのXSLT文もサポートされます。

マップ・ビューではXSLT文がターゲット・ツリーから分離されないため、次の制限事項があります。

  • match='/'属性を含むXSLTテンプレート・ルールが1つのみサポートされます。

  • サポートされるXSLT文は、xsl:for-each、xsl:value-of、xsl:text、xsl:if、xsl:choose/when、xsl:variableおよびxsl:paramです。

XSLT文をターゲット・ツリーから分離する必要がある複雑なXSLT文には、XSLTビューを使用します。