Oracle Business Rulesエディタ・コンポーネントの使用
Oracle Business Rulesエディタは、ADFベースのWebアプリケーションに埋め込むことができる宣言コンポーネントです。このコンポーネントによって、ルール編集のユーザー・インタフェースが表示され、ルール編集に関連付けられているすべてのイベントが処理されます。ルール・エディタでは、ルールの作成と編集にRules SDK2 APIが使用されます。
ノート:
ルール・エディタをルール・ディクショナリ・エディタと混同しないでください。ルール・エディタは、指定したルールセット内のルールを編集するために使用されます。実際には、ルール・エディタはルール・ディクショナリ・エディタに埋め込まれています。ルール・ディクショナリ・エディタの詳細は、「Oracle Business Rulesディクショナリ・エディタの宣言コンポーネントの概要」を参照してください。
ルール・エディタを使用すると、単一のルールセットの一部である一般的なルール、動詞ルールおよびデシジョン表を作成、削除および編集できます。RuleSetModel
オブジェクトを指定する必要があります。このオブジェクトは、ルール・エディタ・コンポーネントへのパラメータとして、Rules SDKルールセット・オブジェクトを囲むラッパーです。複数のルールセットを変更する必要がある場合は、複数のルール・エディタ・コンポーネントを(ルールセットごとに1つ)インスタンス化する必要があります。
ルール・エディタ・コンポーネントは、次の機能を実行します。
-
次の要素を作成、更新および削除します。
-
ルールセットおよびルールの有効日と優先度を設定します。
-
ユーザー定義演算子のサポートを提供します。
-
「左の値」または「右の値」オプションを表示する「条件ブラウザ」ポップアップを提供します(図26-4を参照)。
-
日付タイプを選択するための「日付」ブラウザを提供します。
-
右側の複数の式を処理する「右のオペランド」ブラウザを提供します。
-
ネストされたルールのサポートを提供します。
-
ルール・アクションのプロパティを編集するための「プロパティ」ブラウザを提供します(図26-5を参照)。
-
カスタム式を作成する「式ビルダー」ウィンドウを提供します。
-
エラー・メッセージを管理する検証パネルを提供します(図26-6を参照)。
ノート:
すべての編集の完了後、コンポーネント・ユーザーはルールセットを保存する必要があります。