XQueryマッパー・ツールバーの使用

XQueryマッパー・ツールバーはXQueryマッパーのペインの上にあります。このツールバーには、グラフィカル・マッパーで使用できる様々なツールが含まれています。XQueryマッパー・ツールバーを図に示します。

図42-2 XQueryマッパー・ツールバー

図42-2の説明が続きます
「図42-2 XQueryマッパー・ツールバー」の説明

XQueryマッパー・ツールバーには次のツールが含まれています。

  • 関数セレクタ: 「関数セレクタ」ボックスは、fの文字が付いた緑色のアイコンで示されます。関数セレクタを使用して、ソース・ペインに表示する関数を選択できます。これは、XQueryマップに複数の関数が含まれる場合に役立ちます。

  • 新規関数の追加: 「新規関数の追加」ボタンは、緑色のプラス(+)記号で表示されます。新規関数の追加を使用して、XQueryマップ・ファイルに新規関数を追加します。

  • 関数の名前変更: 「関数の名前変更」ボタンは「新規関数の追加」ボタンの右にあります。「関数の名前変更」を使用して、XQueryマップ・ファイルの関数の名前を変更します。

  • 関数の削除: 関数の削除は、赤色のクロス(X)記号で表示されます。「関数の削除」を使用して、XQueryマップ・ファイルから関数を削除します。

  • ライブラリ・モジュールのインポート: 「ライブラリ・モジュールのインポート」ボタンは「関数の削除」ボタンの右にあります。「ライブラリ・モジュールのインポート」を使用して、ライブラリXQuery関数をマップにインポートします。インポートするライブラリ・モジュール・ファイルを指定する必要があります。

  • マッピング・モード: XQueryマッパーでは様々なマッピング・モードを使用できます。これらのモードは、ユーザーがソース・ノードからターゲット・ノードに線をドラッグ・アンド・ドロップする際に作成されるXQuery式に影響します。次の3つのボタンを使用して、対応するマッピング・モードを選択します。

    • 値マッピング: 入力ソースからターゲットのXML要素および属性を構成し、XMLコンストラクタを使用して入力ソースの値をコピーします。例:

      <ID>{fn:data($pParam1/ID)}</ID>

      前述のコードは、入力ソース・パラメータのID要素からターゲットのID要素を作成します。

      値マッピングは、デフォルトのマッピング・モードです。

    • マッピングの上書き: 入力ソース・パラメータのXML要素が結果シーケンスにコピーされます。既存のマッピングは新規マッピングに置き換えられます。例:

      {

      $pParam1/Items

      }

      前述のコードは、Itemsサブツリーおよび、その子要素と属性をターゲット・ツリーにコピーします。

    • マッピングの追加: このモードは、既存のマッピングが上書きされない点を除いて、マッピングの上書きと同様に動作します。新しく追加するマッピングが作成されます。

    マッピング・モードの使用方法の詳細は、「XQueryマッパーの使用」を参照してください。

  • ターゲット・タイプ差異の表示/非表示: 「ターゲット・タイプ差異の表示/非表示」ボタンを使用して、右側のターゲット・ツリーでXML要素および属性が表示されるかどうかを管理します。まだマッピングされていない要素および属性は非表示にする選択ができます。

  • 検索: 「検索」フィールドを使用して、ソース・ツリーおよびターゲット・ツリーで要素、属性、データ・タイプなどを検索します。上矢印および下矢印を使用して、それぞれ次および前の項目を探します。