BPELプロセスへのビジネス・ルール追加時の処理内容

ビジネス・ルールをBPELプロセスに追加すると、Oracle JDeveloperによってデシジョン・コンポーネントが作成され、ビジネス・ルール・サービス・エンジンを使用してビジネス・ルールが制御および実行されます。

デシジョン・コンポーネントの構成内容は次のとおりです。

  • Rules Engineを使用して評価されるルールまたはデシジョン表。これらはルール・デザイナを使用して定義され、ビジネス・ルール・ディクショナリに格納されます。

  • 特定のルールを評価する際に必要なファクト、およびコールするデシジョン関数の説明。ルールまたはデシジョン表が格納される各ルールセットは、入力および出力されるファクトとOracle Business Rulesデシジョン関数の名前が指定されているサービスとして公開されます。ファクトは、ビジネス・ルールの入力および出力を定義する際に、XSD定義を介して公開されます。デシジョン関数は、Oracle Business Rulesディクショナリに格納されます。詳細は、『Oracle Business Process Managementによるビジネス・ルールの設計』を参照してください。

  • 入力、出力および基礎となるビジネス・ルール・サービス・エンジンのコールがラップされているWebサービス。

    ビジネス・プロセスでは、このWebサービスを使用して、プロセスの一環としてファクトをアサートしたり取り消すことができます。すべてのファクトをビジネス・プロセスから1単位としてアサートできる場合があります。また、ビジネス・プロセスでファクトを増分アサートし、最終的にルール・エンジンによる推論を参照する場合もあります。したがって、サービスはステートレスとステートフルの両方の相互作用をサポートしています。

    このような様々なデシジョン・コンポーネントを作成できます。

    詳細は、『Oracle Business Process Managementによるビジネス・ルールの設計』を参照してください。