ビジネス・ルール・ディクショナリ作成時の処理内容

アプリケーション、プロジェクトおよびルール・ディクショナリを作成すると、Oracle JDeveloperの構造ペインにルール・ディクショナリが表示され、メイン・キャンバスにルール・デザイナが開きます。

「ビジネス・ルールの作成」ダイアログの一環として選択した既存のディクショナリまたは新規ルール・ディクショナリは、事前にロードされている次のデータを使用して作成されます。

  • ビジネス・ルールの入力および出力情報に基づいたXMLファクト・タイプ・モデル。

  • ルールまたはデシジョン表を追加して完成させる必要があるルールセット。既存のディクショナリでは、インポート・オプションを使用して、ルールまたはデシジョン表がすでに組み込まれているディクショナリを指定します。

  • デシジョン・コンポーネントの入力および出力が規定されているサービス・コンポーネント。

  • ルール・ディクショナリのデシジョン・コンポーネント、およびBPELプロセスへのワイヤ。

ノート:

ビジネス・ルールの入出力を作成すると、関連ディクショナリに作成されるXMLファクト・タイプには、「ビジネス・ルールの作成」ダイアログで指定した入出力のスキーマ・タイプに基づいて名前が指定されます。入力と出力のスキーマ・タイプを指定すると、ルール・デザイナでは、入力と出力のタイプ選択に関連するファクト・タイプと別名が定義されます。入力と出力の両方に単一のタイプを使用した場合にのみ、デシジョン・コンポーネントで単一のファクトが作成され、ルール・デザイナの「ファクト」タブに表示されます。このファクトには、指定したファクト・タイプが示され、入力変数名と出力変数名を連結した別名が使用されます。ファクト・タイプのデフォルトの命名方式を使用しない場合は、この別名をルール・デザイナで変更できます。