xref:populateXRefRow1M関数

あるエンド・システム内の2つの値を、別のシステム内の1つの値に対応付けることができます。このようなシナリオでは、xref:populateXRefRow1M関数を使用して相互参照列に値を移入する必要があります。たとえば、表44-13に示すように、SAP_001およびSAP_0011の値でEBSおよびSBLアプリケーションの1つの値を参照します。SAPなどの列を移入するには、xref:populateXRefRow1M関数を使用できます。

表44-13 列に複数の値がある相互参照表

SAP EBS SBL

SAP_001

SAP_0011

EBS_1001

SBL001

SAP_002

EBS_1002

SBL002

次の例は、xref:populateXRefRow1M関数の構文を示しています。

xref:populateXRefRow1M(xrefLocation as string, xrefReferenceColumnName as string,
 xrefReferenceValue as string, xrefColumnName as string, xrefValue as string, mode
 as string) as string

パラメータ

  • xrefLocation: 相互参照URI。

  • xrefReferenceColumnName: 参照列の名前。

  • xrefReferenceValue: 参照列名に対応する値。

  • xrefColumnName: 移入される列の名前。

  • xrefValue: 列に移入される値。

  • mode: xref:populateXRefRow関数の列移入モード。ADDまたはLINKのいずれかの値を指定できます。表44-14に、これらのモードを示します:

表44-14 xref:populateXRefRow1M関数のモード

モード 説明 例外の原因

ADD

参照値と追加対象の値を追加します。

たとえば、次のモードを考えてみます。

xref:populateXRefRow1M("customers.xref","
EBS","EBS_1002", "SAP","SAP_0011","ADD")

この場合、EBS参照列に参照値EBS_1002が、SAP列に値SAP_0011が追加されます。

次の理由により、例外が発生する可能性があります。

  • 指定の相互参照表が見つからない場合。

  • 指定の列が見つからない場合。

  • 提供された値が空の場合。

  • 追加される値が、対象表の対象列で一意でない場合。

  • 参照値が存在する場合。

LINK

既存の参照値に対応する相互参照値を追加します。

たとえば、次のモードを考えてみます。

xref:populateXRefRow1M("customers.xref","
EBS","EBS_1002", "SAP","SAP_002","LINK") 

この場合、SAP列の値SAP_002が、EBS列の値EBS_1002にリンクされます。

次の理由により、例外が発生する可能性があります。

  • 指定の相互参照表が見つからない場合。

  • 指定の列が見つからない場合。

  • 提供された値が空の場合。

  • 参照値が見つからない場合。

  • 追加される値が、対象表の列で一意でない場合。

表44-15に、xref:populateXRefRow1M関数のモードと各モードの例外条件を示します。

表44-15 xref:populateXRefRow1M関数のモードと結果

モード 参照値 追加される値 結果

ADD

Absent

Present

Present

Absent

Absent

Present

正常終了

例外

例外

LINK

Absent

Present

Present

Absent

Absent

Present

例外

正常終了

例外