パフォーマンス・タスクの移動の例

パフォーマンス文書のプロセス・フロー内のタスクを前後に移動して、評価を先に進めるか過去の処理を再実行できます。

次のシナリオは、タスクを先に進めるか前に戻す一般的な事由と、それらが属するパフォーマンス文書に与える影響について説明しています。

マネージャが休暇を取る場合にタスクを先に進める

2020年度レビュー期間の「サポート・センターの年間評価」パフォーマンス文書に対する「プロセス・フロー」には、次のタスクが含まれます。

  1. 就業者の自己評価

  2. 就業者のマネージャ評価

  3. 就業者の最終フィードバック

サポート・センター部門のライン・マネージャであるDaniel Wongは、「就業者のマネージャ評価」タスクで直属の部下に対する総合評点を指定しました。ただし、個々の目標とコンピテンシに対するコメントは追加されていません。Danielは、長期休暇のため不在になります。組織の所有者から、従業員が総合評点を表示できるように、「就業者のマネージャ評価」タスクを先に進めるように求められました。「パフォーマンス文書」ページで、次のフィルタを選択します。

  • レビュー期間: FY 2020

  • パフォーマンス文書: サポート・センターの年間評価

  • マネージャ: Daniel Wong

すべての従業員名を選択してから、「次のタスクに進む」アクションを選択します。プロセス・フローを前に移動した後の処理は次のとおりです。

  • これで、Danielのすべての直属の部下が文書にアクセスして、総合評点を表示できます。

  • Danielの直属の部下は、就業者の最終フィードバック・タスクを実行できます。

  • 「マネージャの就業者評価」タスクは、従業員のパフォーマンス・ページで「バイパス済」とマークされます。

目標を再評価するためにタスクを前に戻す

2020年度レビュー期間のSan Francisco Sales Organizationパフォーマンス文書のプロセス・フローには、次のタスクが含まれます。

  1. 目標の設定

  2. 就業者の自己評価

  3. 就業者のマネージャ評価

  4. パフォーマンス文書の共有

  5. レビュー会議開催済の確認

パフォーマンス・サイクルの中間です。一部の従業員は引き続き自分の目標を設定しており、他の就業者は自己評価を行っています。組織の所有者は、新しい販売ターゲットを設定したため、組織内のすべての従業員およびマネージャに対して、評価対象の従業員の目標を再評価することを求めています。「パフォーマンス文書」ページで、組織の各マネージャに対して以下のフィルタを選択します。

  • レビュー期間: FY 2020

  • パフォーマンス文書: San Francisco Sales Organization

  • 現在のタスク: 就業者の自己評価

すべての従業員名を選択してから、「前のタスクに戻る」アクションを選択します。プロセス・フローをタスクに戻すと、次のようになります。

  • 「目標の設定」タスクが現在アクティブなタスクになります。

  • 「就業者自己評価」タスクのステータスは「未開始」にリセットされます。