3.15 ログとログ・エントリの構成および削除

ログ間隔を構成し、ログとログ・エントリを削除します。

ノート:

開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、一部の管理機能はOracle Cloudで実行されているOracle APEXインスタンスでは使用できません。

3.15.1 ログ間隔の管理

「ログ間隔の管理」ページを使用して、ログ・ファイルのログ情報を保持する最小日数を設定します。

ログ間隔を管理するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「ログ間隔の管理」をクリックします。

    「ログ間隔の管理」ページに、次のログが表示されます:

    • アクセス・ログ - APEX環境にアクセスする開発者および管理者と、開発者が利用できる組込みログインAPIを使用しているAPEXアプリケーションのエンド・ユーザーによる認証イベントが記録されます。
    • アクティビティ・ログ - ページ送信アクションおよび部分ページ・リフレッシュを含むアプリケーション・ページ・ビューを記録します。アプリケーション・ロギングを有効にする必要があります。
    • 自動化 - アプリケーションで定義された自動化の実行を記録します。
    • デバッグ・メッセージ・レコード - デバッグが有効になっているときにアプリケーションによって生成されるデバッグ・メッセージ。
    • イベント - インスタンス管理者が実行した操作イベントを記録します。これらのイベントは管理者ダイジェストで表示したり、APEX_EVENTS_LOGディクショナリ・ビューを問い合せて表示できます。
    • 外部アクセス・カウント・ログ - アプリケーションから外部サイトへのアクセスをカウントします。この機能は、APEX_UTIL.COUNT_CLICKプロシージャを使用して実装できます。
    • REST同期化 - 以前に実行されたREST同期の詳細を記録します。
    • Webサービス - Webサービス・アクティビティ・ロギングが有効になっている場合、APEXインスタンスから開始されたすべてのWebサービス・リクエストを記録します。
  4. ログごとに、間隔の期間を日数で入力します。

    指定可能な最大値は180日で、デフォルトは14日です。ログ情報を長い期間保持することによって、ランタイム・パフォーマンスが低下する場合があります。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

3.15.2 アクティビティ・ログのアーカイブ

アクティビティ・ログをアーカイブすると、Oracle APEXアクティビティ・ログが取得されて要約され、その結果がアーカイブ済のアクティビティ・ログに書き込まれます

Oracle APEXログをアーカイブするには:

  1. Oracle APEX管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「アーカイブ・アクティビティ・ログ」をクリックします。

    「アーカイブ・アクティビティ・ログ」ページが開き、「最終アーカイブ日」「アーカイブ日数」および「ワークスペース数」がリストされます。

  4. 「アーカイブ・アクティビティ・サマリー」をクリックします。

3.15.3 SQLワークショップのログ・エントリの削除

SQLワークショップ・ログのエントリを削除します。

SQLワークショップ・ログには、SQL文の履歴が保存されます。この履歴は、「履歴」タブをクリックしてSQLコマンドで使用できます。この表を切り捨てると、領域の使用率を減らすことができます。

SQLワークショップのログ・エントリを削除するには:

  1. Oracle APEX管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「SQLワークショップ・ログ」をクリックします。
  4. 「SQLワークショップ・ログ」で、次のいずれかをクリックします。
    • スクリプト・ファイルの実行ログ・エントリ

    • SQLコマンド・プロセッサの履歴エントリ

  5. 「ログをクリーンアップ」ページで、次のいずれかをクリックします。
    1. 指定した日数以前のエントリの削除 - 日数を選択します。
    2. 次のいずれかをクリックします。
      • ログを切捨て - すべてのエントリを削除します。

      • エントリの削除 - 経過時間別にエントリを削除します。削除するエントリの経過時間を指定します。

参照:

『Oracle APEX SQLワークショップ・ガイド』「SQLコマンドの使用」

3.15.4 ページ・ビュー・アクティビティ・ログのエントリの削除

ページ・ビュー・アクティビティ・ログのエントリを削除します。ページ・ビュー・アクティビティ・ログは、アプリケーションでのユーザー・アクティビティを追跡します。

APEXエンジンは、2つのログを使用してユーザー・アクティビティを追跡します。いずれの時点でも、いずれかのログがカレントとして指定されています。レンダリングされたページ・ビューごとに、APEXエンジンによってログ・ファイルに1つの行が挿入されます。ログの切替えは、ページ・ビュー・アクティビティ・ログ・ページに示された間隔で実行されます。その時点で、APEXエンジンによって非カレントのログのすべてのエントリが削除され、そのログがカレントに指定されます。

ヒント:

開発者は、アプリケーション定義の編集ページの「ロギング」属性を使用してアプリケーション内のロギングを有効にできます。『Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』「アプリケーション定義の編集」を参照してください。

ページ・ビュー・アクティビティ・ログのエントリを削除するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「ページ・ビュー・アクティビティ・ログ」をクリックします。

    ページ・ビュー・アクティビティ・ログ・ページが表示されます。

  4. 「ログを切捨て」をクリックします。
  5. 「ログ1を切捨て」または「ログ2を切捨て」をクリックします。

3.15.5 開発者アクティビティ・ログの管理

ログ・エントリを削除し、ログ・エントリを保持する日数を構成して、開発者アクティビティ・ログを管理します。

開発者アクティビティ・ログは、個々のワークスペース内のアプリケーションに対する変更を追跡します。ログ・エントリを保存する日数を指定できます。

ログ・エントリを手動で削除するか、ログ・エントリの保持を構成するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「開発者アクティビティ・ログ」をクリックします。

    「開発者アクティビティ・ログ」ページが表示され、ログ・エントリの数が表示されます。

  4. ログ・エントリを削除するには:
    1. 指定した日数以前のエントリの削除 - 削除するエントリの経過時間を指定します。
    2. 「エントリの削除」をクリックします。
  5. ログ・エントリを保存する日数を指定するには:
    1. 開発者ログ保存日数 - 開発者ログ・エントリを保持する日数を入力します。この設定より古いエントリは、日次メンテナンス時に削除されます。
    2. 「保持設定の保存」をクリックします。

参照:

開発者アクティビティ・ログについては開発者アクティビティ・ダッシュボード

3.15.6 アクセス・カウント・ログのエントリの削除

外部クリック・カウント・ログのエントリを削除します。

外部クリック・カウント・ログは、APEXアプリケーションから外部サイトへのクリック数を集計します。この機能は、APEX_UTIL.COUNT_CLICKプロシージャを使用して実装できます。

外部アクセス・カウント・ログのエントリを削除するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「外部アクセス・カウント・ログ」をクリックします。

    「外部アクセス・カウント・ログ」ページが表示され、ログ・エントリの数が表示されます。

  4. 「外部アクセス・カウント・ログ」ページで、次の手順を実行します:
    1. 指定した日数以前のエントリの削除 - 削除するエントリの経過時間を指定します。
    2. 「エントリの削除」をクリックします。

参照:

Oracle APEX APIリファレンスCOUNT_CLICKプロシージャ

3.15.7 ログイン・アクセス・ログの削除

ログイン・アクセス・ログのエントリを削除します。

ログイン・アクセス・ログにより、APEX環境にアクセスする開発者および管理者と、開発者が利用できる組込みログインAPIを使用しているAPEXアプリケーションのエンド・ユーザーによる認証イベントが記録されます。古いログ・エントリは、定期的にログ表から削除されます。

ログイン・アクセス・ログのエントリを削除するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「ログイン・アクセス・ログ」をクリックします。

    「ログイン・アクセス・ログ」ページが表示され、ログ・エントリの数が表示されます。

  4. 「ログイン・アクセス・ログのエントリ」ページで、次の手順を実行します:
    1. 指定した日数以前のエントリの削除 - 削除するエントリの経過時間を指定します。
    2. 「エントリの削除」をクリックします。

3.15.8 Webサービス・アクティビティ・ログ・エントリの削除

Webサービス・アクティビティ・ログ・エントリを削除します。

Webサービス・アクティビティ・ログには、APEXインスタンスから開始されたすべてのWebサービス・リクエストが記録されます。

Webサービス・アクティビティ・ログ・エントリを削除するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「Webサービス・アクティビティ・ログ」をクリックします。

    「Webサービス・アクティビティ・ログ」ページが表示され、ログ・エントリの数が表示されます。

  4. 「Webサービス・アクティビティ・ログ」ページで、次の手順を実行します:
    1. 指定した日数以前のエントリの削除 - 削除するエントリの経過時間を指定します。
    2. 「エントリの削除」をクリックします。

3.15.9 REST同期ログ・エントリの削除

REST同期ログ・エントリを削除します。

REST同期ログには、ステータス(成功または失敗)、処理された行数、作成されたHTTPリクエストの数など、以前に実行された同期化の詳細が含まれます。同期ログからWebサービス・ログにドリルダウンして、この同期化に対して行われた個々のHTTPリクエストを確認できます。

REST同期ログ・エントリを削除するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「REST同期ログ」をクリックします。
    「REST同期ログ」ページが表示され、現在のログ・エントリ数が表示されます。
  4. 「REST同期ログ」ページで、次の手順を実行します:
    1. 指定した日数以前のエントリの削除 - ログがパージされるまでの日数を入力します。
    2. 「エントリの削除」をクリックします。

参照:

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドデータ同期の管理およびRESTデータ・ソース同期ログの管理

3.15.10 自動化ログ・エントリの削除

自動化ログ・エントリを削除します。

自動化ログ・エントリを削除するには:

  1. 管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「ログとファイルの管理」で、「自動化ログ」をクリックします。
    「自動化ログ」ページが表示され、現在のログ・エントリ数が表示されます。
  4. 指定した日数以前のエントリの削除 - ログがパージされるまでの日数を入力します。
  5. 「エントリの削除」をクリックします。

ノート:

Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド自動化の管理