24.2.2 使用可能なデバッグ・レベル
Oracle APEXで使用可能なデバッグ・レベルについて学習します。
Oracle APEXでは、7つの異なるデバッグ・レベルがサポートされています。各レベルでは、前のレベルで有効になっているメッセージに加えて、新しい一連のメッセージが有効になります。たとえば、レベル2を使用すると、レベル1とレベル2のメッセージが有効になります。レベル9を使用すると、前のすべてのレベルにあるすべてのメッセージに加えて、レベル9でのメッセージが有効になります。
APEXで使用可能なデバッグ・レベルを次に示します:
- エラー(LEVEL1) - エラー・メッセージをログに記録します。
- 警告(LEVEL2) - 警告メッセージをログに記録します。
- 情報(LEVEL4) - 情報メッセージをログに記録します。これは、デバッグが有効になっているが特定のレベルに設定されていない場合のデフォルト・レベルです。
- アプリケーション入力(LEVEL5) - アプリケーション固有の特定のメソッドおよび操作に入るとき(開始時)とそれを離れるとき(終了時)にメッセージをログに記録します。
- アプリケーション・トレース(LEVEL6) - アプリケーション固有のメソッドおよび操作について詳細情報をログに記録します。
- APEXエンジン・エンター(LEVEL8) - APEXエンジンからの特定のメソッドおよび操作に入るとき(開始時)とそれを離れるとき(終了時)にメッセージをログに記録します。
- APEXエンジン・トレース(LEVEL9) - APEXエンジンからのメソッドおよび操作について詳細情報をログに記録します。
ノート:
APEXエンジンでは、デバッグ・レベルが高いほど大量のメッセージが生成されます。これにより、アプリケーションのパフォーマンスに影響があり、レビューと分析により多くの時間が必要になります。Oracleサポートによる指示がないかぎりは、「アプリケーション・トレース」(LEVEL6)のレベル以下でアプリケーションをデバッグすることをお薦めします。親トピック: デバッグ・モードの使用