18.4.7.7 REST ServiceベースURLを構成する際のベスト・プラクティス

REST ServiceベースURLを構成する際のベスト・プラクティスについて説明します。

APEXアプリケーションを構築するときには、開発環境と本番環境を別々に使用することが一般的です。そのアプリケーションでRESTデータ・ソースを使用する場合は、通常、DEVとPRODでは異なるRESTエンドポイントURLを使用します。これにより、本番エンド・ユーザーや本番データに混乱を引き起こすことなく、開発環境でアプリケーションをテストできます。APEXリモート・サーバー機能により、Oracle Cloud SaaSアプリケーションのRESTデータ・ソースなどのRESTデータ・ソースを操作するときに、この使用パターンに簡単に対応できます。

RESTデータ・ソースを定義するときに、エンドポイントURLを指定します。APEXでは、このURL値を2つの部分からなる文字列として管理します。先頭の部分はベースURLで、特定のリモート・サーバー定義から取得されます。エンドポイントURLの末尾の部分は、サービスURLパスです。APEXでは、アプリケーションを別の環境にデプロイするときにリモート・サーバーのベースURLの値を簡単に変更できるようにしているため、この概念を理解することが重要です。リモート・サーバーのベースURLの値はターゲット・デプロイメント環境に固定されたままになるため、アプリケーションの更新済バージョンをDEVからPRODに簡単にデプロイでき、PRODのリモート・サーバーのベースURL定義はPROD用に構成したままになります。

操作が必要なRESTエンドポイントのURL、およびDEV環境とPROD環境の切替え時に、どのような変更が必要になるかを調べます。これにより、エンドポイントURLを変更可能なベースURL部分と、両方の環境で同じ静的サービスURLパスに分割する場所を決定できます。RESTデータ・ソースの作成ウィザードの実行中に、「リモート・サーバー」ステップで「リモート・サーバー」と「サービスURLパス」を調整して、アプリケーションを別のAPEXインスタンスにデプロイするときに変更が必要になるRESTサービスのエンドポイントURLの前半部分をカプセル化できるようにします。その後、サービスのエンドポイントURLの後半部分を保持するように「サービスURLパス」を調整します。これは、デプロイメント間で常に同じままになります。RESTデータ・ソースのエンドポイントURLのベースURLとサービス・パスURLの間の分割方法は、いつでも後から調整できます。