18.8.2 生成AIサービスの管理

「ワークスペース・ユーティリティ」の「生成AIサービス」ページで生成AIサービスを作成します。

ヒント:

「共有コンポーネント」から「生成AIサービス」ページに移動することもできます。アプリケーション・ビルダーで、アプリケーションを選択してから、「共有コンポーネント」をクリックします。「生成AI」を見つけて、「AIサービス」をクリックします。

18.8.2.1 生成AIサービス・オブジェクトの作成

「生成AIサービス」の「作成/編集」ページで生成AIサービス・オブジェクトを作成します。

ノート:

生成AIサービスを作成する前に、AIプロバイダからのAPIキーまたはOCI資格証明が必要です。詳細は、AIプロバイダにお問い合せください。

各AIサービスには、ワークスペース内で一意の名前と静的IDが必要です。開発者は、サポートされているAIサービスのリストから選択できます。

ノート:

「アプリケーション・ビルダーで使用」設定を有効にして、アプリケーションの作成ウィザードで生成AIオプションを追加し、すべてのAPEXコード・エディタに生成AIサポート(APEXアシスタント)を組み込みます。「アプリケーション・ビルダーで使用」設定を有効にして一度に構成できる生成AIサービスは1つのみです。

生成AIサービスを作成するには:

  1. 「生成AIサービス」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。

      ヒント:

      メニュー・バーから「生成AIサービス」ページにアクセスすることもできます。APEXメニュー・バーから、「アプリケーション・ビルダー」「ワークスペース・ユーティリティ」「すべてのワークスペース・ユーティリティ」の順に選択します。

      ワークスペース・ユーティリティ・ページが表示されます。

    3. 「ワークスペース・ユーティリティ」ページで、「生成AI」をクリックします。

      「生成AIサービス」ページが表示されます。

  2. 生成AIサービス・オブジェクトを作成するには、「作成」をクリックします。

    作成/編集ページが表示されます。

  3. 「指定」で、次の項目を指定します。
    1. 識別、AIプロバイダ - この生成AIサービスに使用するAIプロバイダを選択します。オプションは次のとおりです。
      • OCI生成AIサービス
      • Open AI
      • Cohere
    2. 識別、名前 - 生成AIサービスの名前。この名前が「ワークスペース・ユーティリティ」の「生成AIサービス」ページに表示されます。
      例: HCM Open AI Service
    3. 識別、静的ID - 生成AIサービスの静的ID。この静的IDは、APEX_AIパッケージ(APEX_AI.CHAT)でサービスを使用する場合に使用されます。
      例: HCM_OPENAI
    UIは、選択した「AIプロバイダ」に応じて変わります。この後のステップでは、Open AI、OCI生成AIサービスおよびCohereのプロパティについて説明します。
  4. 「AIプロバイダ」「OCI生成AIサービス」の場合:
    1. OCI生成AI、コンパートメントID - Oracle Cloud InfrastructureコンパートメントID。
    2. OCI生成AI、リージョン - Oracle Cloud Infrastructureリージョン。

      デフォルト・リージョンはus-chicago-1です

    3. OCI生成AI、モデルID - OCI生成AIモデルID。デフォルトのモデルIDはcohere.command-r-16kです。

      OCI生成AIチャット・モデルについてさらに学習するには、Oracle Cloud InfrastructureドキュメントOCI生成AIチャット・モデルを参照してください

    4. 設定、アプリケーション・ビルダーで使用 - この生成AIサービスがアプリケーション・ビルダーで使用されるかどうかを示します。
    5. 設定、ベースURL - 生成AIサービスのベースURL。ベースURLは通常、指定した生成AIプロバイダのREST APIエンドポイントです。選択したWeb資格証明のURLが生成AIサービスのベースURLに反映されていることを確認してください。

      高度なユースケースについては、ベースURLに次のものを追加して、ベースURLの一部として問合せパラメータを指定できます:

      ?param1=value1&param2=value2&param3=value3 ...

      param<X>は問合せパラメータの名前であり、value<X>はパラメータparam<X>の値です。

    6. 資格証明、資格証明 - この生成AIサービスに使用するWeb資格証明を選択します。お客様は、それぞれのAIプロバイダにサインアップするか、その既存の資格証明を使用する必要があります。
    7. 資格証明、OCIユーザーID - Oracle Cloud InfrastructureユーザーOCIDを入力します。Oracle APEXでは、この情報を暗号化して保存しません。
    8. 資格証明、OCI秘密キー - OCI認証の秘密キーをPEM形式で入力します。Oracle APEXでは、この情報を暗号化してセキュアに保存するため、クリア・テキストで回収できなくなります。
    9. 資格証明、OCIテナンシID - Oracle Cloud InfrastructureテナンシのOCIDを入力します。
    10. 資格証明、OCI公開キー・フィンガープリント - OCI認証の公開RSAキー・フィンガープリントを入力します。

      ヒント:

      さらに学習するには、Oracle Cloud Infrastructureドキュメント「必要なキーとOCID」を参照してください。
    11. 設定を完了する前に、入力した情報を検証するには、「接続のテスト」をクリックします。

      接続が有効である場合は、次のメッセージが表示されます:

      Connection Succeeded!

      接続に失敗した場合は、表示されたエラーを解決します。

    12. 詳細、追加属性 - 「追加属性」をクリックして、生成AIサービス操作の実行の一部としてJSONリクエスト・ペイロードに追加される追加属性を含めます。
    13. 詳細、HTTPヘッダー - 生成AIサービス(REST)リクエストで使用される追加のHTTPヘッダー。HTTPヘッダーは次の形式で指定します:

      name_1=value_1

      name_2=value_2

    14. 詳細、コメント - 開発者コメントまたはノートを入力します。
  5. 「AIプロバイダ」「Open AI」の場合:
    1. 設定、アプリケーション・ビルダーで使用 - この生成AIサービスがアプリケーション・ビルダーで使用されるかどうかを示します。
    2. 設定、ベースURL - 生成AIサービスのベースURL。通常の使用では、デフォルトを受け入れます。ベースURLは通常、指定した生成AIプロバイダのREST APIエンドポイントです。選択したWeb資格証明のURLが生成AIサービスのベースURLに反映されていることを確認してください。

      高度なユースケースについては、ベースURLに次のものを追加して、ベースURLの一部として問合せパラメータを指定できます:

      ?param1=value1&param2=value2&param3=value3 ...

      param<X>は問合せパラメータの名前であり、value<X>はパラメータparam<X>の値です。

    3. 資格証明、資格証明 - この生成AIサービスに使用するWeb資格証明を選択します。お客様は、それぞれのAIプロバイダにサインアップするか、その既存の資格証明を使用する必要があります。
      Web資格証明は、生成AIサービスの作成の一部として作成できます。Web資格証明が作成されると、「ワークスペース・ユーティリティ」の「Web資格証明」ページにも表示されます。
    4. 資格証明、APIキー - 新しい資格証明を作成する場合は、APIキーを入力します。
      APIキーはOpen AIアカウントから生成されます。詳細は、Open AIのドキュメントを参照してください。
    5. 設定を完了する前に、入力した情報を検証するには、「接続のテスト」をクリックします。

      接続が有効である場合は、次のメッセージが表示されます:

      Connection Succeeded!

      接続に失敗した場合は、表示されたエラーを解決します。

    6. 詳細、追加属性 - 「追加属性」をクリックして、生成AIサービス操作の実行の一部としてJSONリクエスト・ペイロードに追加される追加属性を含めます。
      詳細は、選択したAIプロバイダのREST APIドキュメントを参照してください。
    7. 詳細、AIモデル - AIモデルを入力します。Open AIの場合、デフォルト・モデルはgpt-3.5-turboです。
    8. 詳細、HTTPヘッダー - 生成AIサービス(REST)リクエストで使用される追加のHTTPヘッダー。HTTPヘッダーは次の形式で指定します:

      name_1=value_1

      name_2=value_2

    9. 詳細、コメント - 開発者コメントまたはノートを入力します。
  6. 「AIプロバイダ」「Cohere」の場合:
    1. 設定、アプリケーション・ビルダーで使用 - この生成AIサービスがアプリケーション・ビルダーで使用されるかどうかを示します。
    2. 設定、ベースURL - 生成AIサービスのベースURL。ベースURLは通常、指定した生成AIプロバイダのREST APIエンドポイントです。選択したWeb資格証明のURLが生成AIサービスのベースURLに反映されていることを確認してください。

      高度なユースケースについては、ベースURLに次のものを追加して、ベースURLの一部として問合せパラメータを指定できます:

      ?param1=value1&param2=value2&param3=value3 ...

      param<X>は問合せパラメータの名前であり、value<X>はパラメータparam<X>の値です。

    3. 資格証明、資格証明 - この生成AIサービスに使用するWeb資格証明を選択します。お客様は、それぞれのAIプロバイダにサインアップするか、その既存の資格証明を使用する必要があります。
    4. 資格証明、資格証明 - この生成AIサービスに使用するWeb資格証明を選択します。お客様は、それぞれのAIプロバイダにサインアップするか、その既存の資格証明を使用する必要があります。
      Web資格証明は、生成AIサービスの作成の一部として作成できます。Web資格証明が作成されると、「ワークスペース・ユーティリティ」の「Web資格証明」ページにも表示されます。
    5. 資格証明、APIキー - 新しい資格証明を作成する場合は、APIキーを入力します。
      APIキーはCohereアカウントから生成されます。詳細は、Cohereのドキュメントを参照してください。
    6. 設定を完了する前に、入力した情報を検証するには、「接続のテスト」をクリックします。

      接続が有効である場合は、次のメッセージが表示されます:

      Connection Succeeded!

      接続に失敗した場合は、表示されたエラーを解決します。

    7. 詳細、追加属性 - 「追加属性」をクリックして、生成AIサービス操作の実行の一部としてJSONリクエスト・ペイロードに追加される追加属性を含めます。
    8. 詳細、AIモデル - 生成AIサービスのモデル名またはID (オプション)。モデル情報を指定しない場合は、それぞれのAIプロバイダのデフォルトのモデルが使用されます。
    9. 詳細、HTTPヘッダー - 生成AIサービス(REST)リクエストで使用される追加のHTTPヘッダー。HTTPヘッダーは次の形式で指定します:

      name_1=value_1

      name_2=value_2

    10. 詳細、コメント - 開発者コメントまたはノートを入力します。
  7. 「作成」をクリックします。

18.8.2.2 生成AIサービスの編集または削除

「生成AIサービス」、「作成/編集」ページで生成AIサービスを編集または削除します。

生成AIサービスを編集または削除するには:

  1. 「生成AIサービス」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。
    3. 「ワークスペース・ユーティリティ」ページで、「生成AI」をクリックします。
      「生成AIサービス」ページが表示されます。
  2. 生成AIサービスを編集するには:
    1. AIサービス名をクリックします。

      属性を編集します。

    2. 識別、AIプロバイダ - この生成AIサービスに使用するAIプロバイダを決定します。オプションは次のとおりです。
      • OCI生成AIサービス
      • Open AI
      • Cohere
    3. 識別、名前 - 生成AIサービスの名前。この名前が「ワークスペース・ユーティリティ」の「生成AIサービス」ページに表示されます。
      例: HCM Open AI Service
    4. 識別、静的ID - 生成AIサービスの静的ID。この静的IDは、APEX_AIパッケージ(APEX_AI.CHAT)でサービスを使用する場合に使用されます。

      例: HCM_OPENAI

      次に表示されるUIは、選択した「AIプロバイダ」に応じて変わります。
    5. 対象となる属性を編集します。特定の属性についてさらに学習するには、アイテムのヘルプを参照してください。
    6. 設定を完了する前に、入力した情報を検証するには、「接続のテスト」をクリックします。

      接続が有効である場合は、次のメッセージが表示されます:

      Connection Succeeded!

      接続に失敗した場合は、表示されたエラーを解決します。

    7. 「変更の適用」をクリックします。
  3. 生成AIサービスを削除するには:

    ヒント:

    生成AIサービスが使用中の場合は、削除できません。
    1. AIサービス名をクリックします。
    2. 「削除」をクリックします。
    3. 選択内容を確認して、「削除」を再度クリックします。

    ノート:

    生成AIサービスを作成すると、Web資格証明が作成されます。生成AIサービスを削除する場合は、関連付けられたWeb資格証明を手動で削除する必要があります。「資格証明の編集または削除」を参照してください。

18.8.2.3 AI構成のコピーまたはサブスクライブ

現在のアプリケーションまたは別のアプリケーションからAI構成をコピーします。別のアプリケーションからAI構成をコピーするときに、それをサブスクライブすることもできます。

AI構成をコピーするには:

  1. 「AI構成」ページに移動します:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
      共有コンポーネント・ページが表示されます。
    4. 「生成AI」で、「AI構成」をクリックします。
      「生成AIサービス」ページが表示されます。
  2. そのAI構成で、「コピー」をクリックします。
  3. コピー元 - AI構成のコピー元となる場所を選択します。オプションは次のとおりです。
    • このアプリケーション
    • その他のアプリケーション
  4. 現在のアプリケーションからコピーするには:
    1. コピー元 - 「このアプリケーション」を選択します。
    2. 構成のコピー - コピーする構成を選択します。
    3. 名前 - 作成する構成の名前を入力します。
    4. 「コピー」をクリックします。
  5. 別のアプリケーションからコピーするには:
    1. コピー元 - 「その他のアプリケーション」を選択します。
    2. アプリケーション - コピー元のアプリケーションを選択します。
    3. 構成のコピー - コピーする構成を選択します。
    4. サブスクライブ - 構成をサブスクライブするには、「サブスクライブ」を有効にします。
    5. 「コピー」をクリックします。

18.8.2.4 生成AIサービスの使用状況の表示

現在のワークスペース内のどこで生成AIサービス・オブジェクトが使用されているかについての詳細を示すレポートを表示します。

生成AIサービスの使用状況レポートを表示するには:

  1. 「生成AIサービス」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。
    3. 「ワークスペース・ユーティリティ」ページで、「生成AI」をクリックします。
      「生成AIサービス」ページが表示されます。
  2. 「生成AIサービス」ページで、「使用状況」をクリックします。

    生成AIサービスの使用状況レポートが表示されます。

18.8.2.5 生成AIサービスの履歴の表示

このワークスペースで生成AIサービスに加えられた最近の変更のレポートを表示します。

生成AIサービス履歴レポートを表示するには:

  1. 「生成AIサービス」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。
    3. 「ワークスペース・ユーティリティ」ページで、「生成AI」をクリックします。
      「生成AIサービス」ページが表示されます。
  2. 「生成AIサービス」ページで、「履歴」をクリックします。

    生成AIサービス履歴レポートが表示されます。