4.2.6 キャッシュのプロパティ

キャッシュを有効にしてパフォーマンスを向上させることができます。etcdまたはOracle Databaseに格納されているトランザクション・ログの読取りおよび書込み操作が最適化されます。

プロパティ 説明
enabled コーディネータのローカル・キャッシュを有効にするには、trueと入力します。これをtrueに設定できるのは、etcdクラスタまたはOracle Databaseを使用してトランザクション情報を格納する場合のみです。内部メモリーをトランザクション・ストアとして使用する場合は、キャッシュを有効にできません。
maxCapacity キャッシュの最大記憶域容量として10進数の値をGB単位で入力します。たとえば、1.5です。デフォルト値は1です。入力する最大値をサポートするために必要なメモリーがご使用の環境にあることを確認します。

次のコード・スニペットは、values.yamlファイルのcachingプロパティのサンプル値を示しています。キャッシュを有効にする場合は、コーディネータのセッション・アフィニティも有効にする必要があります。

caching:
  enabled: true
  maxCapacity: 1.5
sessionAffinity: true

セッション・アフィニティの詳細は、「セッション・アフィニティの有効化」を参照してください。