4.3 MicroTxのインストール

Helmを使用して、MicroTxをKubernetesクラスタにインストールします。

  1. MicroTxhelmchartsフォルダに移動します。
    cd installation_directory/otmm-RELEASE/otmm/helmcharts
  2. values.yamlファイルに指定されている構成詳細を使用して、MicroTxをデプロイします。コーディネータのみをインストールするか、コンソールもインストールするかに基づいて、次のいずれかのコマンドを実行します。

    構文

    helm install <release name> --namespace <namespace> <chart directory> --values <values.yaml>

    • 次のコマンドを使用して、otmmネームスペースにtmm-appという名前のアプリケーションとしてMicroTxをインストールします。

      helm install tmm-app --namespace otmm tmm/ --values tmm/values.yaml
    • 次のコマンドを使用して、otmmネームスペースにtmm-appという名前のアプリケーションとしてMicroTxコンソールおよびMicroTxをインストールします。

      helm install tmm-app --namespace otmm tmm/ --values tmm/ee/values.yaml

    説明

    • tmm-appは、作成するアプリケーションの名前です。
    • otmmは、MicroTxをインストールするKubernetesクラスタ内のネームスペースです。

    • installation_directory/otmm-RELEASE/otmm/helmcharts/tmmは、MicroTxchart.yamlファイルを含むフォルダです。
    • installation_directory/otmm-RELEASE/otmm/helmcharts/tmm/values.yamlは、ローカル・マシン内のvalues.yamlファイル(アプリケーションのマニフェスト・ファイル)の場所です。このファイルには、MicroTxのデプロイメント構成の詳細が含まれています。これには、MicroTxコンソールに固有のプロパティは含まれていません。
    • installation_directory/otmm-RELEASE/otmm/helmcharts/tmm/ee/values.yamlは、ローカル・マシン内のvalues.yamlファイル(アプリケーションのマニフェスト・ファイル)の場所です。このファイルには、MicroTxコーディネータおよびMicroTxコンソールのデプロイメント構成の詳細が含まれています。
    次のメッセージが表示されます。
    NAME: otmm
    LAST DEPLOYED: Tue Apr 19 21:14:25 2022
    NAMESPACE: otmm
    STATUS: deployed
    REVISION: 1
    TEST SUITE: None
  3. ポッドやサービスなど、すべてのリソースの準備ができていることを確認します。次のコマンドを使用して、ネームスペースotmm内のリソースのリストとそれらのステータスを取得します。
    kubectl get all -n otmm

    サンプル・レスポンス

    読みやすくするために、値の一部が...を使用して省略される場合があります。ご自身の環境でこのコマンドを実行すると、値全体が表示されます。

    NAME             READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    pod/otmm-tcs-0   2/2     Running   0          38s
    
    NAME               TYPE        CLUSTER-IP       EXTERNAL-IP   PORT(S)    AGE
    service/otmm-tcs   ClusterIP   10.110........   <none>        9000/TCP   38s
    
    NAME                        READY   AGE
    statefulset.apps/otmm-tcs   1/1     38s
    

インストールが完了したら、MicroTxにアクセスできます。

次の章では、環境にサンプル・アプリケーションをインストールして実行する手順について説明します。サンプル・アプリケーションのデプロイを参照してください。