4.2.14 コンソール構成のプロパティ
tmmConsoleConfiguration
で、MicroTxコンソールのプロパティを指定します。
プロパティ値を指定する前に、必ず次のタスクを完了してください。
- MicroTxコンソール・イメージをリモートDockerリポジトリにプッシュします。「リモートDockerリポジトリへのイメージのプッシュ」を参照してください。
- アイデンティティ・プロバイダを設定します。「Oracleアイデンティティ・プロバイダの設定」を参照してください。
- 管理者の権限を設定します。管理者は、MicroTxコンソールにアクセスして、すべてのユーザーによるトランザクションを表示および管理できます。管理者以外のユーザーは、自分が開始したトランザクションのみを表示および管理できます。他のユーザーのトランザクションは表示または管理できません。「YAMLファイルでの管理ロールの指定」および「アイデンティティ・プロバイダ・クライアント資格証明を含むシークレットの作成」を参照してください。
- Cookie暗号化パスワードを格納するKubernetesシークレットを作成します。「KubernetesのCookie暗号化パスワードを含むシークレットの作成」を参照してください
次の表で指定されているすべてのプロパティの値を指定する必要があります。
プロパティ | 説明 |
---|---|
tmmConsoleAppName |
作成するMicroTxアプリケーションの名前です。Helmは、指定した名前でコンソール・アプリケーションを作成します。 アプリケーションを識別する一意の名前を指定します。名前の先頭と末尾は英数字で、4文字から63文字とし、小文字のみを含める必要があります。オプションで、特殊文字としてハイフン(-)およびドット(.)を使用できます。たとえば、 |
tmmConsoleImage.image |
リモート・リポジトリ内のコンソール・イメージのパスを入力します。たとえば、iad.ocir.io/mytenancy/Console:RELEASE となります。
値を指定しない場合、コンソール・アプリケーションはデプロイされません。 |
tmmConsoleImage.imagePullPolicy |
インストール中に確実にイメージがプルされるように、Always を入力します。
|
tmmConsoleImage.imagePullSecret |
Dockerイメージのプルに使用するKubernetesシークレットの名前を指定します。DockerレジストリにアクセスするためのKubernetesシークレットの作成を参照してください。たとえば、regcred です。
|
port |
ポート番号を指定します。このポートとMicroTxコンソールの間のトラフィックが許可されるように、必要なネットワーキング・ルールが設定されていることを確認します。 |
cookieEncryptionPasswordSecretName |
コンソールのCookie暗号化パスワードを格納するために作成したKubernetesシークレットの名前を指定します。「KubernetesのCookie暗号化パスワードを含むシークレットの作成」を参照してください。たとえば、console-cookie-encryption-password-secret となります。
|
次のコード・スニペットは、tmmConsoleConfiguration
のサンプル値を示しています。
tmmConsoleConfiguration:
tmmConsoleAppName: otmm-console
# If tmmConsoleImage.image is empty, the console application is not deployed.
tmmConsoleImage:
image: iad.ocir.io/mytenancy/Console:RELEASE
imagePullPolicy: Always
imagePullSecret: regcred
port: 8080
cookieEncryptionPasswordSecretName: "console-cookie-encryption-password-secret"
親トピック: values.yamlファイルの構成