4.2.13 トランザクション・トークンのプロパティ

transactionTokenに、トランザクション・トークンに使用するキー・ペアを指定します。

transactionTokenEnabledtrueに設定する場合は、次の表に示す値の指定が必須です。

プロパティ 説明
transactionTokenEnabled MicroTxで署名付きトランザクション・トークンtmm-tx-tokenをリクエスト・ヘッダーに含める場合は、これをtrueに設定します。ユーザーがtmm-tx-tokenトランザクション・トークンを作成したり、リクエスト・ヘッダーで渡したりする必要はありません。MicroTxライブラリは、指定した秘密キーと公開キーのペアに基づいてこのトークンを作成します。キー・ペアの作成の詳細は、トランザクション・トークンのキー・ペアの作成を参照してください。
transactionTokenKeyPairVersion トランザクション・トークンの署名および検証に使用するキー・ペアのバージョンを入力します。複数のキー・ペアがある場合は、使用するキー・ペアのバージョンを指定する必要があります。
transactionTokenKeyPairs.keyPairs.privateKeyName 秘密キーのbase64エンコード値を含むKubernetesシークレットの名前を入力します。
transactionTokenKeyPairs.keyPairs.publicKeyName 公開キーのbase64エンコード値を含むKubernetesシークレットの名前を入力します。
transactionTokenKeyPairs.keyPairs.privateKeyPasswordName 秘密キーの生成時に指定したパスフレーズの値を含むKubernetesシークレットの名前を入力します。
transactionTokenKeyPairs.keyPairs.version 使用する秘密キーと公開キーのペアのバージョンを入力します。

次のコード・スニペットは、transactionTokenフィールドのサンプル値を示しています。

transactionToken:
  transactionTokenEnabled: "true"
  transactionTokenKeyPairVersion: "1"
  transactionTokenKeyPairs:
    keyPairs:
      - privateKeyName: "TMMPRIVKEY1"
        publicKeyName: "TMMPUBKEY1"
        privateKeyPasswordName: "TMMPRIVKEYPASSWD1"
        version: "1"
      - privateKeyName: "TMMPRIVKEY2"
        publicKeyName: "TMMPUBKEY2"
        privateKeyPasswordName: "TMMPRIVKEYPASSWD2"
        version: "2"