2.8.2 Oracle_Tmm_Tx_Tokenトランザクション・トークンについて
トランザクション・トークンの作成と伝播を有効にして、認可済ユーザーのみがサービスにアクセスできるようにします。YAMLファイルでtransactionTokenEnabled
をtrue
に設定すると、MicroTxは、署名付きトランザクション・トークンであるOracle_Tmm_Tx_Token
という新しいトークンを作成します。
次のステップで、MicroTxがOracle_Tmm_Tx_Token
トランザクション・トークンを作成し、参加側サービスとMicroTxの間の後続の通信でそのトークンを伝播する方法を説明します。
- ユーザーがトランザクションを開始すると、トランザクション・イニシエータ・サービスがMicroTxにリクエストを送信します。
- MicroTxはトランザクション・イニシエータに応答し、レスポンス・ヘッダーで
Oracle_Tmm_Tx_Token
を返します。MicroTxライブラリは、指定した公開キーと秘密キーのペアに基づいてこのトークンを作成します。ユーザーが
Oracle_Tmm_Tx_Token
トランザクションを作成したり、リクエスト・ヘッダーで渡したりする必要はありません。MicroTxは、複数のヘッダーおよびトークンを使用して動作します。わかりやすくするために、この項では
Oracle_Tmm_Tx_Token
トランザクション・トークンについてのみ説明します。 - 参加側サービスからトランザクション・コーディネータへの後続のすべてのコールに対して、MicroTxライブラリはリクエスト・ヘッダーで
Oracle_Tmm_Tx_Token
を渡します。
Kubernetesクラスタでのトランザクション・トークンの伝播を有効にするには、「トランザクション・トークンのプロパティ」を参照してください。
Docker Swarmでのトランザクション・トークンの伝播を有効にするには、「トランザクション・トークンのプロパティ」を参照してください。
親トピック: 認証および認可について