7.14.1 前提条件
開始する前に、次のタスクを完了してください。
- Oracle REST Data Services (ORDS)、Oracle APEXおよびOracle Databaseで構成される作業スタックを作成するか指定します。このスタックは、MicroTxが実行されるのと同じKubernetesクラスタで実行することも、他の環境で実行することもできます。
- 同じKubernetesクラスタにデプロイしない場合は、MicroTxとデータベース・アプリケーションの間にネットワーク・アクセスまたは接続があることを確認します。
- Oracle Databaseで既存のスキーマを使用するか、新しいスキーマを作成します。スキーマをORDSに登録していることを確認します。『Oracle® Application Express SQLワークショップ・ガイド』のRESTfulサービスへのアクセス方法を参照してください。
- ORDSサービスが登録したスキーマで使用できることを確認します。たとえば、
http://localhost:50080/ords
です。 - adminまたはsysdbaユーザー資格証明を使用して、SQL Developer Webインタフェースにログインします。SQL Developer Webを有効にするには、『Oracle® SQL Developer Webの使用』のSQL Developer Webへのユーザー・アクセスの有効化を参照してください。
- APEXデータベース・ユーザーに接続権限を付与します。『Oracle® APEXインストレーション・ガイド』の接続権限の付与を参照してください。
-
アクセス制御リスト(ACL)を作成して権限を追加します(デフォルトではアウトバウンドRESTコールが許可されない場合)。
MicroTxライブラリは、参加側サービスをXAトランザクションに登録するためのMicroTxトランザクション・コーディネータへのアウトバウンドRESTコールを行います。
必要なACLを作成して構成し、データベースに追加します。ACLを追加するには、
sysdba
権限が必要です。次の例は、本番環境などの制限された環境でのみ使用されるサンプルのACLを示しています。ACLの追加の詳細は、APEXのドキュメントを参照してください。/ BEGIN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.APPEND_HOST_ACE( host => '#TMM_HOST_NAME', lower_port => null, upper_port => null, ace => xs$ace_type(privilege_list => xs$name_list('connect', 'resolve', 'http'), principal_name => '#PRINCIPAL_NAME', principal_type => xs_acl.ptype_db)); END; /
ここでは、次の値を、環境に固有の値に置き換える必要があります。
#TMM_HOST_NAME
: ホスト名または外部IPアドレスMicroTxを入力します。#PRINCIPAL_NAME
: APEXのプリンシパル・ユーザーの名前を入力します。
親トピック: XAでのORDSアプリケーションの開発