7.14.3 ORDSアプリケーションのPL/SQLライブラリ・プロパティの構成

ORDSアプリケーションのMicroTx PL/SQLライブラリ・プロパティの構成情報を指定します。指定する必要があるプロパティ値は、アプリケーションがトランザクションにのみ参加するか、トランザクションを開始するかによって異なります。

microtx_config表のMicroTx PL/SQLライブラリのプロパティ値を指定します。tmmxa.sqlファイルを実行すると、microtx_config表が作成され、デフォルト値が移入されます。

  • coordinator-url: MicroTxコーディネータにアクセスするためのURLを入力します。「MicroTxへのアクセス」を参照してください。この値はトランザクション・イニシエータ・アプリケーションの場合に入力する必要があります。トランザクション参加側アプリケーションの場合、この値を指定する必要はありません。

  • callback-url: 参加側サービスのURLを入力します。MicroTxは、指定されたURLを使用して参加側サービスに接続します。この値を次の形式で指定します。
    https://externalHostnameOfApp:externalPortOfApp/
    https://externalHostnameOfApp:externalPortOfApp/
    説明
    • externalHostnameOfApp: イニシエータ・サービスまたは参加側サービスの外部ホスト名。たとえば、bookTicket-appです。
    • externalPortOfApp: イニシエータまたは参加側サービスにリモートでアクセスできるポート番号。たとえば、8081です。
    トランザクション参加側アプリケーションには、この値を指定する必要があります。

    たとえば、https://bookTicket-app:8081です。

  • propagation-active: トランザクションを全面的にトレースする場合は、これをtrueに設定します。これにより、すべての受信リクエストおよび送信リクエストのトレース・ヘッダーが伝播されます。

  • xa-transaction-timeout: トランザクションをアクティブにしておく最長期間(ミリ秒)を指定します。トランザクションのコミットまたはロールバックが指定した期間内に行われないと、トランザクションはロールバックされます。デフォルト(最小)値は60000です。この値はイニシエータ・アプリケーションと参加側アプリケーションの両方に指定します。
  • resource-manager-id: XAトランザクションで使用するリソース・マネージャごとに一意の文字列値を指定します。RMIDとして指定する一意の値は、MicroTxがリソース・マネージャを識別するために使用されます。複数の参加側が同じリソース・マネージャを使用する場合、リソース・マネージャを共有する参加側に対して同じリソース・マネージャIDを指定します。この値は、データ・ストアのプロパティとは関係ありません。たとえば、174A5FF2-D8B2-47B0-AF09-DA5AFECA2F71です。
  • logging-enabled: MicroTx PL/SQLライブラリによって実行された操作のログをmicrotx_log_data表に格納するには、これをtrueに設定します。デフォルト値はtrueです。
たとえば、
'coordinator-url' : 'http://tmm-app:9000/api/v1'
'callback-url' : 'http://bookTicket-app:8081'
'resource-manager-id' : CONCAT(CONCAT(sys_context( ''userenv'', ''current_schema'' ), ''-''), SYS_GUID()))'
'propagation-active' : 'true'
'xa-transaction-timeout' : '60000'
'logging-enabled' : 'true'