8.2.2.4 最適なソフトウェア・メンテナンスの操作のプラクティス
次の操作のプラクティスによって、最適なソフトウェア・メンテナンスが可能になります。
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Exachkを定期的に実行する — Exadataシステムが現在のベスト・プラクティスと常に変化するベスト・プラクティスを満たし続けていることを確認するための一般的なヘルス・チェック・ツールとして、Exachkを毎月実行します。Exachkレポートは次のように利用します:
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ベースライン比較 - レポート比較機能(
-diff
オプション)を使用して、現在のレポートを承認されたベースライン・レポートと比較します。 -
重大な問題の発生 - 重大な問題が発生しているかどうかレポートを確認します。迅速に対処して、Exachkによってレポートされた重大な問題を解決します。
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バージョン推奨 - バージョン推奨があるかどうかレポートを確認します。「MAAスコアカード」セクションでは、現在のソフトウェア・バージョンの一貫性、互換性、および最新であるかどうかを評価します。
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Exachkを使用してメンテナンス準備状況を確認する — ソフトウェア・メンテナンスを実行する前に、Exachkを実行して、システムが正常な状態であることを確認します。ソフトウェアを更新する前に、
FAIL
またはWARNING
チェックを修正します。ソフトウェア・メンテナンスの完了後にExachkを再実行して、システム状態を確認します。 -
ソフトウェアを定期的に更新する — すべてのソフトウェアを定期的に更新します。最新または最近のリリースでソフトウェアをメンテナンスすると、ソフトウェア・セキュリティの向上、新しい関連ソフトウェアとの継続した互換性、問題に対する最適なサポートと迅速な解決、新しく検出された問題を修正する機能などの利点があります。
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更新ユーティリティの最新バージョンを使用する — ソフトウェア更新ユーティリティ(Exachk、patchmgrおよびOPatch)の最新バージョンを使用します。
Exachkは、新しい機能、修正、ベスト・プラクティスのヘルス・チェック、およびバージョン推奨が含まれるように、定期的に更新されます。データベース・サーバーのPatchmgrは、新しい機能、修正、およびデータベース・サーバー更新の既知の問題の回避策が含まれるように、定期的に更新されます。OPatchは、新しい機能および修正が含まれるように、定期的に更新されます。
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ストレージ・サーバーの更新はRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチの更新とは別に実行します — ストレージ・サーバーとRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチを同時に更新しないでください。RDMAネットワーク・ファブリックのネットワーク接続は、ストレージ・サーバーの更新のいくつかの重要な段階で安定している必要があります。RDMAネットワーク・ファブリック・スイッチのファームウェア更新にはスイッチの再起動が必要になるため、RDMAネットワーク・ファブリックの一部の接続に中断が発生します。
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サポートされていないシステム変更を回避する — Oracle Exadataは統合システムであり、Oracle Databaseを実行するための最適なプラットフォームになるように設計されています。Oracle Exadataストレージ・サーバーとRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチには、Oracle Databaseの実行に必要なすべてのソフトウェアが含まれており、Oracle Databaseを最適に実行するように構成されます。Oracle Exadataのストレージ・サーバーとRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチに対するソフトウェア更新は、
patchmgr
を使用して実行します。Oracle Exadataドキュメントに目的の変更の実行ステップが記載されていない場合、構成またはインストール済ソフトウェアは手動で(patchmgr
を使用せずに)変更できない可能性があります。サポートされていない手動の変更が即時に反映されると、次のような悪い結果が多く発生する可能性があります。- 今後の
patchmgr
ソフトウェア更新の失敗 - システムのレスキュー不可
- ソフトウェア不具合の効率的な診断不可
Oracle Exadataストレージ・サーバーまたはRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチの目的の変更について記載されていない場合、詳細はOracleサポート・サービスに連絡してください。
- 今後の
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データベース・サーバーのカスタマイズを最小限にする — Oracle Exadataは統合システムであり、Oracle Databaseを実行するための最適なプラットフォームになるように設計されています。Oracle Exadataデータベース・サーバーには、Oracle Databaseの実行に必要なすべてのソフトウェアが含まれており、Oracle Databaseを最適に実行するように構成されます。Oracle Exadataデータベース・サーバーへのソフトウェア更新は、
patchmgr
を使用して実行されます。ただし、サイト固有の追加のソフトウェア(モニタリング・エージェントやバックアップ・エージェントなど)の手動インストールが必要になる場合があります。データベース・サーバーの手動カスタマイズはサポートされていますが、パッケージを追加または更新することによってオペレーティング・システムをカスタマイズすると、今後
patchmgr
を使用してOracle Exadata System Software更新を適用するとき(たとえば、Oracle Exadataサーバーの更新前にカスタマイズを削除し、Exadata更新の完了後にカスタマイズを再適用する場合)に、追加のアクションが必要になることがあります。これは、追加したソフトウェアによって、今後のOracle Exadata System Software更新では提供されない新しい依存性が追加される場合があるためです。データベース・サーバーのカスタマイズを最小限にすることをお薦めします。詳細は、トピック「Oracle Exadataデータベース・サーバーの更新」を参照してください。 -
サポートされている構成変更をテストする — データベース・サーバーのサイト固有のカスタマイズを完全にテストする必要があります(構成変更後にデータベース・サーバーが正常に再起動したことを確認するなど)。システムが正常に再起動できなくなるカスタム構成変更を行うと、今後のOracle Exadata System Software更新が失敗します。