9.2.1 ストレージ・サーバーのDoNotService LED

冗長性の低いクラスタでOracle Exadata Storage Serverの電源をオフにすると、Oracle ASMディスク・グループの強制ディスマウントが発生したり、データの可用性が低下します。間違って異なるストレージ・サーバーの電源をオフにするなどのヒューマン・エラーを防止するために、Oracle Exadata Database Machine X7に新しいDoNotService LEDが付属しています。このLEDは、サービスのためにOracle Exadata Storage Serverの電源をオフにしてもよいかどうかを示します。Oracle Exadata System Softwareリリース18.1以降、冗長性が低くなったときに、DoNotService LEDはリアルタイムで自動的にオンになり、サービスのためにストレージ・サーバーの電源をオフにしないようにシステム管理者またはフィールド・エンジニアに通知します。

たとえば、ストレージ・サーバーまたはディスクがオフラインの場合、Oracle Exadata System Softwareでは、パートナ・ディスクが含まれるストレージ・サーバーのDoNotService LEDを自動的にオンにして、これらのサーバーをサービスのためにオフにしないように知らせます。冗長性が回復すると、Oracle Exadata System SoftwareによりDoNotService LEDが自動的に消灯され、サービスのためにストレージ・サーバーの電源を切断できることが示されます。

詳細は、次を参照してください。

最小要件:

  • Oracle Exadata System Softwareリリース18.1.0.0.0

  • Oracle Grid Infrastructure:

    • リリース12.1.0.2 2017年7月BP (ARU 21405133を含む)

    • リリース12.1.0.2 2017年10月BP以降

    • リリース12.2.0.1 2017年7月BP (ARU 21405125を含む)

    • リリース12.2.0.1 2017年10月BP以降

  • Oracle Exadata Database Machine X7-2またはX7-8 (ストレージ・サーバーのみ)