3.1.8 RoCEネットワーク検出の強化

Oracle Exadataは、あらゆるデータベース・サーバーおよびストレージ・サーバーに接続する高パフォーマンスのRoCEネットワーク・ファブリックに依存しています。Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0では、RoCEネットワーク・ファブリックの検出および監視を容易にする新機能が導入されています。

  • configure_roce_hostinfo.shは、RoCEネットワーク・ファブリックをスキャンし、各RoCEスイッチ・ポートにラベルを付け、リンク・ターゲットのホスト名、IPアドレスおよびポート番号を識別します。この情報により、各RoCEスイッチ・ポートの接続先がわかりやすくなり、RoCEネットワーク・ファブリックのマップの構築に使用できます。

  • rocelinkinfoは、RoCEネットワーク・ファブリックをスキャンし、各リンクのリアルタイム・ステータス情報を表示します。出力は、Linuxのiblinkinfoコマンドの出力と同じ形式を使用して表示されます。このユーティリティは、configure_roce_hostinfo.shに依存しません。ただし、configure_roce_hostinfo.shを実行してすべてのRoCEスイッチ・ポートにラベルが付けられていると、rocelinkinfoからの出力がより有益になります。