11.1.2 Exadata I/Oレイテンシ制限
ディスク・ドライブまたはフラッシュ・デバイスは、まれに、内部リカバリ操作の実行中、わずかな時間に対し待機時間が長くなる場合があります。また、障害が発生しかけているドライブは、その発生前に待機時間が長くなる場合があります。この機能によってI/O読込み操作がミラー・コピーにリダイレクトされるため、非常にまれに発生するこうしたレイテンシ・スパイクはマスクされます。
Oracle Exadata Storage Server Softwareでは、読取りI/Oのレイテンシが適切な長さよりはるかに長くなった場合に、I/O読取り操作が自動的に別のセルにリダイレクトされます。リダイレクトは、I/O読取りを開始したデータベースにメッセージが返されることによって実行されます。データベースによって、データの別のミラー・コピーにI/Oがリダイレクトされます。データの最新の有効なミラー・コピーに対して実行されたI/Oは、リダイレクトされません。
最小ソフトウェア: Oracle Database 11gリリース2 (11.2)、Monthly Database Patch For Exadata (2014年6月 - 11.2.0.4.8)。Grid Infrastructureにも、同じリリースが必要です。