2.1.6 Exascaleでの空き領域管理の改善

Oracle Exadata System Softwareリリース25.1.0では、Exascaleストレージ・プールの内部領域管理アルゴリズムが改善されています。これらの機能拡張により、メイン・ストレージ・デバイスの障害後に自動データ・リバランス操作を実行するために、管理者が保持する必要がある空き領域は大幅に少なくなります。

たとえば、Exascaleストレージ・プールが3台の大容量(HC)ストレージ・サーバー(それぞれ12個のディスク)を占有している場合、1個のディスクを失った後にストレージ・プールを正常にリバランスするために保持する必要がある空き領域の量は12%です。

さらに、使用されるストレージ・サーバーが多くなるにつれて、保持する必要がある空き領域は少なくなります。Exascaleストレージ・プールが9台以上のHCストレージ・サーバーを占有している場合、保持する必要がある空き領域はわずか3%に減少します。