10.3.2 IPv6サポート

IPv6サポートはイーサネット向けです。

計算ノードとストレージ・サーバーでは、管理ネットワーク、ILOMおよびクライアント・アクセス・ネットワークでPv6を使用できるようになりました。これは、ベア・メタルおよび仮想化の両方のデプロイメントで有効です。次の表に、各種コンポーネントによるIPv6サポートの方法を示します。

コンポーネント IPv6サポートの説明

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)

OEDAでは、ユーザーが顧客ネットワークの定義画面(スクリーンショットについては図10-1を参照)でIPv6アドレスを入力できます。IPv6アドレスが管理ネットワークで使用されている場合、DNSサーバー、NTPサーバー、SMTPサーバーおよびSNMPサーバーがIPv6ネットワーク上に配置されている必要があります。

顧客ネットワークの定義画面でIPv6アドレスを使用してゲートウェイを指定し、/64接尾辞を指定してマスクを表すと、「サブネット・マスク」フィールドがグレー表示されて使用できなくなります。

Ciscoスイッチ

Cisco 4948E-Fスイッチの最小ファームウェア・バージョン15.2(3)E2を使用すれば、CiscoスイッチでIPv6アドレスを有効にできます。

アップグレード手順と、SRを開いて最新のCiscoファームウェアをOracleサポートから入手する方法は、My Oracle Supportノート1415044.1を参照してください。

自動サービス・リクエスト(ASR)

ASRはIPv6アドレスでは機能しません。これは今後のリリースで対応します。ASRを有効にするには、IPv4ネットワークにブリッジします。

Enterprise Manager

Enterprise ManagerでInfiniBandスイッチ(IPv4ネットワーク上)と計算ノードやストレージ・ノード(IPv6ネットワーク上)の両方を監視できるようにするには、Enterprise Managerをブリッジ・ネットワーク上に配置する必要があります。

dbnodeupdate

dbnodeupdateには、IPv6アドレスが設定されたマシン上でホストされているリモート・リポジトリが必要です。あるいはISOファイルが使用されている必要があります。

リモート・リポジトリでIPv4を使用し、ホストにIPv6 IPのみが設定されている場合、(httpなどのプロトコルを使用して)リモート・リポジトリにアクセスすることはできません。ただし、ネットワーク・ルーターやデバイスで許可されていれば、顧客のIPv6ホストからIPv4 IPにアクセスできる場合があります。ほとんどの顧客がIPv6リポジトリ・サーバーを必要とするか、ISOファイルを使用することになります。

InfiniBandネットワーク

引き続きIPv4のみを使用するには、プライベートInfiniBandネットワークが必要です。InfiniBandネットワークではプライベート・アドレスのみが使用されるので、InfiniBandをIPv6に移行するメリットはほとんどありません。

SMTPとSNMP

顧客ネットワークにIPv4とIPv6間のルーティングを行うブリッジまたはゲートウェイがない場合、SMTPサーバーとSNMPサーバーは通常、IPv6 (またはIPv6 IPアドレスに解決される名前)になります。

プラチナ・サポート

今後のPlatinum Gatewayソフトウェア・リリースが提供されるまで、Platinum SupportはIPv6デプロイメントでは使用できません。

図10-1 Oracle Exadata Deployment Assistantの顧客ネットワークの定義画面

図10-1の説明が続きます
「図10-1 Oracle Exadata Deployment Assistantの顧客ネットワークの定義画面」の説明