10.3.10 8ソケット・データベース・ノードで機能するkdump

12.1.2.2.0より前のリリースでは、kdump (カーネル・クラッシュ・ダンプを作成して格納するサービス)は、vmcoreの生成に時間がかかりすぎ、領域の消費量も多すぎることから、Exadata 8ソケット・データベース・ノードで無効化されていました。Exadataリリース12.1.2.2.0以上では、次の最適化によって、kdumpは8ソケット・データベース・ノードで完全に機能します。

  • 共有メモリーのHugepagesや他の複数の領域がLinuxカーネルによってユーザー・スペースに公開され、カーネル・クラッシュ時にはmakedumpfileによって除外されるようになりました。これにより、vmcoreの時間と領域の両方が節約されます。

  • kexecカーネルのメモリー構成が最適化されました。

  • 不要なモジュールのブロックにより、全体的な使用済メモリーが削減されました。

  • Snappy圧縮がデータベース・ノード上で有効化され、vmcoreの生成が高速化されています。