3.9.4.1.2 既存のボリュームからのボリューム・クローンの直接作成
ノート:
既存のExascaleボリュームからExascaleボリューム・クローンを直接作成するには、Oracle Exadata System Softwareリリース25.1.0以降を使用する必要があります。
既存のボリュームからボリューム・クローンを直接作成するには、ESCLI mkvolume
コマンドを使用して、ボリューム・クローンの属性を指定します。コマンドの構文は次のようになります。
@> mkvolume --attributes volumeSource=parent_volume_id[,name=clone_name][,iopsProvisioned=integer_value][,iopsInherited={true|false}]
このコマンドの説明:
-
volumeSource=parent_volume_id
: クローニングする既存のボリュームを指定します。lsvolume
コマンドを使用すると、既存の各ボリュームの識別子を検出できます。 -
name=clone_name
: オプションで、ボリューム・クローンの名前を指定します。これにより、後で識別しやすくなります。指定しない場合、システム生成の名前が割り当てられます。 -
iopsProvisioned=integer_value
: オプションで、ボリューム・クローン用にプロビジョニングされるI/O帯域幅を指定します。I/O帯域幅は、1秒当たりのI/O数(IOPS)で表されます。 -
iopsInherited={true|false}
: オプションで、ボリューム・クローンが、プロビジョニングされた(継承されていない) I/O帯域幅を保持するボリューム階層内の最も近い祖先からI/O帯域幅を継承するかどうかを指定します。
詳細は、「mkvolume」
コマンド・リファレンスを参照してください。
ボリューム・クローンを作成したら、コンテンツにアクセスするためにアタッチメントを作成する必要があります。アタッチされていないボリューム・クローンは、単独ではどのクライアントでも使用できません。
親トピック: ボリューム・クローンの作成