5.1.6.1 DSS_PLANリソース・プラン
DSS_PLANリソース・プランは、クリティカルではないDSS問合せおよびETLジョブよりもクリティカルなDSS問合せを優先するデータ・ウェアハウス用に設計されています。
このプランでは、SYS_GROUPが最高の優先度を持ち、次にDSS_CRITICAL_GROUP、DSS_GROUPが続き、その次にETL_GROUPとBATCH_GROUPの組合せが続きます。帯域幅のすべてを使用できるコンシューマ・グループはありません。
表5-2 データ・ウェアハウス用のDSS_PLANリソース・プラン
コンシューマ・グループ | レベル1 (%) | レベル2 (%) | レベル3 (%) | レベル4 (%) |
---|---|---|---|---|
SYS_GROUP |
75 |
未設定 |
未設定 |
未設定 |
DSS_CRITICAL_GROUP |
未設定 |
75 |
未設定 |
未設定 |
DSS_GROUP |
未設定 |
未設定 |
75 |
未設定 |
ETL_GROUP |
未設定 |
未設定 |
未設定 |
45 |
BATCH_GROUP |
未設定 |
未設定 |
未設定 |
45 |
ORA$DIAGNOSTICS |
未設定 |
5 |
未設定 |
未設定 |
ORA$AUTOTASK_SUB_PLAN |
未設定 |
5 |
未設定 |
未設定 |
OTHER_GROUPS |
未設定 |
未設定 |
未設定 |
10 |
前述の表に示したように、DSS_CRITICAL_GROUPグループには、レベル2で75%のみが割り当てられます。未使用の割当ては、同じレベルの他のコンシューマ・グループではなく、すべて次のレベルに付与されます。つまり、DSS_CRITICAL_GROUPグループで割当てが完全に使用されない場合、その割当ては同じレベルのORA$DIAGNOSTICSグループやORA$AUTOTASK_SUBPLANグループには付与されません。かわりに、割当てはレベル3のDSS_GROUPグループに付与されます。
親トピック: コンシューマ・グループおよびリソース・プランについて