9.9 MLE
MLEコマンドを使用して、JavaScriptライブラリをMLEモジュールとしてデータベースにロードします。
次のサブコマンドがあります:
- create-module: MLEモジュールを作成します。
- alter-module: 既存のMLEモジュールを変更します。
mle
を使用して、SQLclでMLEコマンドを実行できます。
MLEのヘルプ情報を表示するには、help mle
と入力します。
前提条件
このコマンドには次のものが必要です:
- Oracle Databaseリリース23ai。
-
create-moduleサブコマンドには
CREATE TABLE
権限が必要です。別のスキーマにモジュールを作成する場合は、CREATE ANY TABLE
権限が必要です。 - 『Oracle Database JavaScript開発者ガイド』に記載されているシステム権限。
モジュールの作成
MLEモジュールを作成します。
構文
mle create-module {OPTIONS}
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
必須 | |
-filename <filename> |
有効なJavaScriptファイルへのパス。 |
-module-name <module> |
現在のスキーマに作成するモジュールの名前。 |
オプション | |
-if-not-exists |
そのモジュールが存在しない場合のみ、そのモジュールを作成します。 |
-language <language> |
サポートされているプログラミング言語の名前。デフォルト値はJavaScriptです。 |
-metadata <metadata> |
そのモジュールを説明する有効なJSONテキスト。このオプションは-metafileと相互に排他的です。 |
-metafile <metafile> |
そのモジュールを説明する有効なJSONファイルへのパス。このオプションは-metadataと相互に排他的です。 |
-replace |
そのモジュールが存在する場合は置き換え、存在しない場合は作成します。 |
-schema <schema> |
そのモジュールを所有する代替スキーマの名前。 |
–verbose |
コマンドの進行に合わせてさらに診断情報を出力します。 |
–version <version> |
プログラミング言語のバージョン。 |
モジュールの変更
既存のMLEモジュールを変更します。
構文
mle alter-module {OPTIONS}
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
必須 | |
-module-name <module> |
現在のスキーマにある変更するモジュールの名前。 |
-metadata <metadata> |
そのモジュールを説明する有効なJSONテキスト。このオプションは-metafileと相互に排他的です。 |
-metafile <metafile> |
そのモジュールを説明する有効なJSONファイルへのパス。このオプションは-metadataと相互に排他的です。 |
オプション | |
-if-exists |
そのモジュールが存在する場合のみ、そのモジュールを変更します。 |
–verbose |
コマンドの進行に合わせてさらに診断情報を出力します。 |
-schema <schema> |
そのモジュールを所有する代替スキーマの名前。 |