パフォーマンス文書承認の処理
マネージャがパフォーマンス文書を承認のために送信すると、この処理によってトランザクション承認タスクが開始されます。
このイベントの後に発生する処理と、パフォーマンス・タスクのステータスに対する他の承認処理の影響について説明します。 承認者は、文書の承認準備が完了したという通知を受け取ります。 複数の場所で文書を承認または否認できます。 また、追加の情報を要求したり、承認を別のユーザーに再割当または委任するなど、別の処理も実行できます。
文書に第2承認タスクが必要な場合は、通常のプロセスが適用されます。 たとえば、2つの承認タスクを同じパフォーマンス文書で別々の承認トランザクションと結び付けることができます。 この場合、承認タスクは、評価対象をレビューする承認と、評価をレビューして評点について議論する別の承認になります。
承認処理
承認プロセスの一環として、承認者はパフォーマンス文書に対して多数の処理を適用できます。 次の処理があります。
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承認
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否認
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情報の要求
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再割当
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委任
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一時停止
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再開
次の表に、承認者が承認プロセスの処理を実行できる場所を示します。
場所 |
詳細 |
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ワークリスト、Eメール通知およびパフォーマンス文書 |
「処理」メニューを使用して、文書を承認または否認するか、その他の承認プロセス処理を実行します。 すべての処理がEメール通知でサポートされているわけではありません。 承認または承認否認するのは一度のみです。 ワークリスト、Eメール、またはパフォーマンス文書内のリンクを使用します。 パフォーマンス文書で「承認」または「否認」ボタンを選択します。 パフォーマンス文書では、その他の承認プロセス処理は使用できません。 |
トランザクション・コンソール |
HR担当者は、トランザクション・コンソールを使用して、否認、終了などの承認プロセス処理を実行します。 |
否認後のタスク・ステータス
パフォーマンス文書が否認されると、「就業者のマネージャ評価」タスクが「進行中」に設定され、マネージャが文書を更新できるようになります。 マネージャ評価を再送信する前に他のタスクのステータスを変更する必要がある場合、HR担当者は「パフォーマンス文書」タスクを使用できます。
再割当と委任
承認者は、承認を別のマネージャに再割当または委任できます。 再割当と委任は1つの承認タスクに対してのみ有効です。
バイパス
パフォーマンス承認タスクをバイパスして、トランザクション承認タスクから分離します。 承認者がパフォーマンス文書を承認できない場合に評価プロセスを続行します。 たとえば、休暇の場合などです。 パフォーマンス承認タスクをバイパスすると、トランザクション承認タスクが自動的に中断されます。 HR担当者は、「パフォーマンス文書」タスクを使用してパフォーマンス文書を次のタスクに進めることができます。
終了
トランザクション承認タスクが終了した場合、HR担当者はパフォーマンス承認タスクをバイパスして次のタスクに移動できます。