リバース名前解決のリソース・レコード
正引き解決では、指定のドメイン名に対応するIPアドレスを返します。 逆引き名前解決では、指定のIPアドレスに対応するドメイン名を返します。 DNSでは、IPv4およびIPv6に対して特別なin-addr.arpaおよびip6.arpaドメインを使用することで逆引き名前解決を実装しています。
ゾーンのin-addr.arpaドメインまたはip6.arpaドメインの特性は、通常、/etc/named.conf内で定義されます。次に例を示します。
zone "2.168.192.in-addr.arpa" IN {
type master;
file "reverse-192.168.2";
allow-update { key ârndc-keyâ; };
notify yes;
};ゾーンの名前は、in-addr.arpaと、その前にあるドメインのIPアドレスのネットワーク部分(ドットで区切られた4つの部分が逆の順序で記述された)で構成されます。
ネットワークの接頭辞の長さが8の倍数でない場合は、かわりに使用する必要がある書式について、RFC 2317を参照してください。
in-addr.arpaドメインまたはip6.arpaドメインにあるPTRレコードでは、IPアドレスのホスト部分に相当するホスト名を定義します。 次の例は、/var/named/reverse-192.168.2ゾーン・ファイルからの抜粋です。
$TTL 86400 ;
@ IN SOA dns.us.example.com. root.us.example.com. (
57 ;
28800 ;
7200 ;
2419200 ;
86400 ;
)
IN NS dns.us.example.com.
1 IN PTR dns.us.example.com.
1 IN PTR us.example.com.
2 IN PTR svr01.us.example.com.
101 IN PTR host01.us.example.com.
102 IN PTR host02.us.example.com.
103 IN PTR host03.us.example.com.
...詳細については、「BIND 9管理者リファレンス・マニュアル」を参照してください。