論理ボリュームの作成および管理
この例では、2GBのサイズの論理ボリュームmylvをボリューム・グループmyvgに作成します。
sudo lvcreate -v --size 2g --name mylv myvg
次のような出力結果が表示されます。
Archiving volume group âmyvgâ metadata (seqno 1). Creating logical volume mylv Create volume group backup â/etc/lvm/backup/myvgâ (seqno 2). Activating logical volume myvg/mylv. ... Logical volume "mylv" created.
lvcreateでは、デバイス・マッパーを使用して、論理ボリュームごとにブロック・デバイス・ファイル・エントリを/devに作成します。 このコマンドは、udevを使用して、/dev/mapperおよび/dev/ volume_groupからこのデバイス・ファイルへのシンボリック・リンクも設定します。 たとえば、ボリューム・グループmyvgの論理ボリュームmylvに対応するデバイスは/dev/dm-3で、そこに/dev/mapper/myvg-mylvおよび/dev/myvg/mylvがシンボリック・リンクされます。
コマンドまたはスクリプトでは、/dev/dm-*ではなく、常に/dev/mapperまたは/dev/ volume_groupのデバイスを参照します。 これらの名前は永続的で、ブート・プロセスの初期にデバイス・マッパーによって自動的に作成されます。 対照的に、/dev/dm-*デバイスの永続性は、再起動後は保証されません。
論理ボリュームは、ファイル・システム、スワップ・パーティション、自動ストレージ管理(ASM)ディスクまたはRAWデバイスとしての論理ボリュームの構成など、物理ストレージ・デバイスと同様に管理および使用します。
論理ボリュームに関する情報を表示するには、lvdisplay、lvsおよびlvscanコマンドを使用します。
ボリューム・グループから論理ボリュームを削除するには、lvremoveコマンドを使用します。
sudo lvremove vol_group/logical_vol
論理ボリュームの管理に使用可能なその他のコマンドには、lvchange、lvconvert、lvmdiskscan、lvmsadc、lvmsar、lvrenameおよびlvresizeがあります。
詳細は、lvm(8)、lvcreate(8)およびLVMのその他のマニュアル・ページを参照してください。