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XFSファイル・システムのデフラグ

xfs_fsrコマンドを使用して、XFSファイル・システム全体またはXFSファイル・システム内の個々のファイルをデフラグします。

断片化は、ファイルが連続しない方法でディスクに格納される場合に発生します。 断片化は、次のようないくつかのファクタによって引き起こされる可能性があります:

  • 小さいファイルの頻繁な作成および削除: 小さなファイルが作成され、頻繁に削除されると、ディスク上の空き領域が多くのロケーションに分散されます。 この分散された空き領域によって、新しいファイルまたは大きなファイルが連続しないチャンクに格納される可能性があります。
  • 高レベルのファイル変更と拡張: ファイルが変更されて大きくなると、そのデータは最初に割り当てられた領域に収まらない可能性があります。 これにより、ファイルのデータがディスクの異なる部分に分散されるため、断片化が発生する可能性があります。
  • コピー・オン・ライト操作: コピー・オン・ライト機能を利用する機能は、断片化の原因となる可能性があります。 たとえば、ファイルが再リンクされ、その内容が変更された場合、エクステントを分割または変更して、ファイル・システムをさらに断片化できます。

断片化によってパフォーマンスが低下し、アクセス時間が遅くなり、再リンク作成時間が長くなる可能性があります。

ファイル・システムのデフラグは、xfs_fsrコマンドを使用して管理します。 詳細は、xfs_fsr(8)のマニュアル・ページを参照してください。

  • 個々のファイルをデフラグするには、次のコマンドを使用し、ファイル名をxfs_fsrの引数として指定します。
    sudo xfs_fsr file_path
  • マウントされているすべてのXFSファイル・システムをデフラグするには、パスを指定せずにxfs_fsrコマンドを実行します。
    sudo xfs_fsr
    オプションを指定せずにxfs_fsrコマンドを実行すると、/etc/mtabにリストされているすべてのマウント済および書込み可能なXFSファイル・システムがデフラグされます。 デフラグ・プロセスは2時間実行され、最大数のエクステントを持つファイルの上位10%をデフラグします。 2時間経過すると、コマンドの進行状況が/var/tmp/.fsrlast_xfsファイルに記録されます。 コマンドを再度実行すると、その時点からプロセスが再開されます。