Autonomous Databaseでのトランザクション処理およびJSONデータベース・ワークロード
Autonomous Databaseは、ワークロードに基づいてデータベースを構成および最適化します。
トランザクション処理またはJSONデータベース・ワークロードを使用するAutonomous Databaseの特性:
-
データベースのデフォルトのデータおよび一時表領域は自動的に構成されます。 表領域の追加、削除、または変更は許可されていません。 Autonomous Databaseでは、ストレージ・サイズに応じて1つの表領域または複数の表領域が自動的に作成されます。
-
データベース文字セットはUnicode
AL32UTF8
です。 詳細については、「Autonomous Databaseの文字セットの選択」を参照してください。 -
圧縮はデフォルトでは有効になっていませんが、表に圧縮が指定されている場合、Autonomous Databaseでは圧縮句が使用されます。
データベースへのアクセス:
-
データベース・ノードへの直接アクセスがありません。 「ディレクトリの作成および管理」の説明に従って、
CREATE DIRECTORY
とDROP DIRECTORY
を使用してディレクトリを作成およびドロップできます。ファイルおよびオブジェクトとともに、
DBMS_CLOUD.DELETE_FILE
、DBMS_CLOUD.GET_OBJECT
、DBMS_CLOUD.PUT_OBJECT
などのDBMS_CLOUD
プロシージャを使用できます。 ローカル・ファイル・システムへの直接アクセスがありません。
トランザクション処理またはJSONデータベース・ワークロードを使用したパラレル実行:
-
パラレル化は、使用するデータベース・サービスによって決定されます。 各データベース・サービスのパラレル化サポートの詳細は、「Autonomous Databaseのデータベース・サービス名」を参照してください。
-
DML操作をパラレルに実行し、使用しているデータベース・サービスでこれを許可する場合は、次のSQLコマンドを使用してセッションでパラレルDMLを有効にできます:
ALTER SESSION ENABLE PARALLEL DML;
パラレルDML操作の詳細は、『VLDBおよびパーティショニング・ガイド』を参照してください。
-
手動で索引を作成し、
PARALLEL
句を指定した場合、PARALLEL
属性は索引が作成された後もそのままになります。 この場合、SQL文はエンド・ユーザーに対してパラレル非認識で実行できます。シリアル実行を指定するには、
INDEX
のパラレル句をNOPARALLEL
に変更するか、PARALLEL
の程度属性を1に設定してシリアル実行を指定します:ALTER INDEX index_name NOPARALLEL;
または
ALTER INDEX index_name PARALLEL 1;