Oracle GoldenGate for MongoDB Migrationsの使用を始める

Oracle GoldenGate for MongoDB Migrationsの使用を開始するための必要事項と方法を確認してください。

必要事項

Oracle GoldenGate Studioを使用するには、次のものが必要です:

  • Docker上で実行されているシステム、または互換性のあるコンテナ・ランタイム(Podmanなど)
  • コンテナ・レジストリにアクセスするためのインターネット接続
  • 有効なOracle.comログイン

GoldenGate Studioの入手

GoldenGate Studioは、Oracle Container Registry (OCR)から入手できます。GoldenGate Studioにアクセスするには、該当する手順に従います:

Oracle Container RegistryからGoldenGate StudioのDockerイメージをプルする前に、Oracleアカウントにサインインし、ライセンス契約に同意する必要があります。

GoldenGate FreeのDockerイメージにアクセスするには:

  1. ライセンス契約に同意します。
  2. Dockerクライアントで、次のコマンドを入力してOracle Container Registryにログインします:
    docker login container-registry.oracle.com
    
  3. プロンプトが表示されたら、Oracleアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
  4. docker pullコマンドをコピーして最新のGoldenGate Studioイメージをプルし、それをDockerクライアント内で実行します:
    docker pull container-registry.oracle.com/goldengate/goldengate-mongodb-migrations:latest

GoldenGate StudioのDockerイメージの起動と実行

Oracle Container RegistryからDockerイメージをプルした後にGoldenGate Studioを起動して実行する方法について学習します。

GoldenGate Studioを起動して実行するには:
  1. Dockerクライアントで、デフォルト設定を使用してrunコマンドを入力するか、パラメータ値を指定してrunコマンドを入力します:
    • デフォルト設定でGoldenGate Studioを実行するには:
      docker run -v ${PWD}/cert:/etc/nginx/cert:ro -p 8443:443 container-registry.oracle.com/goldengate/goldengate-free:latest

      コンテナは次のデフォルト・オプションを使用してインスタンス化されます:

      • コンテナ名は自動生成されます
      • HTTPサーバー用に80ポート
      • HTTPSサーバー用に443ポート
      • 管理アカウントの名前はoggadminです
      • 管理アカウントのパスワードは自動生成されます
      • デプロイメントの名前はLocalです
      • /u02および/u03ボリューム用にコンテナ・ストレージが使用されます
      • 自己署名証明書は自動生成されます
    • 変更した設定でGoldenGate Studioを実行するには:
      docker run \
          --name <container-name> \
          -p <host port>:80 \
          -p <host port>:443 \
          -p <host port>:8443 \
          -e OGG_ADMIN=<admin user name> \
          -e OGG_ADMIN_PWD=<admin password> \
          -e OGG_DEPLOYMENT=<deployment name> \
          -e OGG_DOMAIN=<domain name> \
          -v [<host mount point>:]/u02 \
          -v [<host mount point>:]/u03 \
          -v [<host mount point>:]/etc/nginx/cert \
          container-registry.oracle.com/goldengate/goldengate-mongodb-migrations:latest

      パラメータの説明:

      • <container-name>: コンテナの名前。デフォルトでは自動生成されます。
      • -p <host-port>:80: Oracle GoldenGate HTTPサーバーをマップするホスト・ポート。デフォルトでは、マッピングはありません。
      • -p <host-port>:443: Oracle GoldenGate HTTPSサーバーをマップするホスト・ポート。デフォルトでは、マッピングはありません。
      • -e OGG_ADMIN: 作成する管理アカウントの名前。デフォルトではoggadminです。
      • -e OGG_ADMIN_PWD: 管理アカウントのパスワード。デフォルトでは自動生成されます。

        ヒント:

        パスワードが次の要件を満たしていることを確認してください:
        • 1つ以上の小文字[a...z]
        • 1つ以上の大文字[a...z]
        • 1つ以上の数字[0...9]
        • 1つ以上の特殊文字[- ! @ % & * . #]
        • 長さは8文字から30文字の間
      • -e OGG_DEPLOYMENT: デプロイメントの名前。デフォルトでは、Localです。
      • -e OGG_DOMAIN=<domain name>: 自己署名証明書に使用するドメイン名(デフォルト: コンテナのホスト名)。独自のSSL証明書を使用する場合は不要です。
      • -v /u02: 永続GoldenGateデータ用に使用するボリューム。デフォルトではコンテナ・ストレージが使用されます。
      • -v /u03: 一時MongoDBエクスポートおよびGoldenGateデータのために使用されるボリューム。デフォルトではコンテナ・ストレージが使用されます。
      • -v /etc/nginx/cert: HTTPSサーバーのSSL証明書を格納するために使用するボリューム。デフォルトでは自己署名証明書が作成されます。

      データ・ストレージ・ボリューム

      • /u01: GoldenGateシステム用のボリューム
      • /u02: 永続GoldenGateデータ用のボリューム
      • /u03: 一時MongoDBエクスポートおよびGoldenGateデータのためのボリューム

      管理アカウントのパスワード

      OGG_ADMIN_PWDにパスワードが指定されていない場合は、コンテナの初回起動時に、Oracle GoldenGate用のランダムなパスワードが生成されます。このパスワードは、コンテナ・ログの先頭にあります:

      docker logs <container-name> | head -3
  2. 数分後、「次の場所でサーバーが起動しました: http://localhost:8443」が表示されます。これで、GoldenGate Studioを使用する準備ができました。
  3. Webブラウザを起動し、http://localhost:8443にアクセスします。
  4. GoldenGate Studioログイン画面で、docker runコマンドに渡したユーザー名とパスワードを入力してから、ログインをクリックします。
正常にログインすると、GoldenGate Studioのホームページが表示されます。

次のステップ

これで、GoldenGate Studioにログインしました。次にできること: