3.4 MLE環境の管理

MLE環境は、データベースで管理できるスキーマ・オブジェクトです。VS Code用のSQL Developer拡張機能では、MLE環境を作成、編集および削除できます。

MLEの詳細は、『Oracle Database JavaScript開発者ガイド』Oracle Database Multilingual Engineの概要を参照してください。

実行可能な操作を次に示します:

3.4.1 MLE環境の作成

MLE環境を作成するには:

  1. 「接続」パネルで、特定の接続について、「MLE環境」ノードにある「+」アイコンをクリックしてから、「作成」をクリックします。

    「作成」ペインが表示されます。
  2. 「MLE環境名」フィールドに、環境の名前を入力します。

    「SQL」ペインに、その新しいMLE環境用のDDLコードが表示されます。

  3. 「適用」をクリックします。

    空のMLE環境が作成され、「MLE環境」の下の「接続」パネルに表示されます。

3.4.1.1 MLE環境の作成の例

この例では、myfactorialenv MLE環境の作成と、factorial_mod JavaScriptモジュールをこの環境にインポートする方法を実際に示します。

  1. 「接続」パネルで、「MLE環境」を右クリックしてから、「作成」をクリックします。

    「作成」パネルが表示されます。

  2. 「MLE環境名」フィールドに、環境の名前myfactorialenvを入力します。

    「SQL」ペインに、その新しいMLE環境用のDDLコードが表示されます。

  3. 「適用」をクリックします。

    空のmyfactorialenv環境が作成され、「MLE環境」の下の左側のパネルに表示されます。

  4. 「接続」パネルで、「MLE環境」を展開し、myfactorialenvを右クリックして「インポートの追加」をクリックします。

    「インポートの追加」ペインが表示されます。

  5. 「モジュール名」フィールドで、インポートするモジュール(factorial_mod)を選択します。
  6. 「インポート名」フィールドに、インポートの名前を入力します。
  7. 「適用」をクリックします。

    インポートしたモジュールを表示するには、「接続」パネルで、myfactorialenvを右クリックして「開く」を選択します。そのMLE環境について、「エラー」、「権限」および「SQL」という3つのタブが表示されます。

    インポートしたモジュールが「インポート」パネルに表示されます。

3.4.2 MLE環境へのモジュールのインポート

選択したMLE環境にモジュールをインポートするには:

  1. 「接続」パネルで、そのMLE環境名を右クリックして「インポートの追加」を選択します。

    「インポートの追加」パネルが表示されます。

  2. 「モジュール名」フィールドに、作成したモジュール、または自分にアクセス権が付与されているモジュールがリスト表示されます。そのリストからモジュールを選択します。
  3. そのモジュールについて、「インポート名」に入力します。
  4. 「適用」をクリックします

3.4.3 MLE環境のコンパイル

MLE環境をコンパイルするには、「接続」パネルで、選択した環境名を右クリックして「コンパイル」を選択します。

接続のすべてのMLE環境をコンパイルするには、「接続」パネルで「MLE環境」を右クリックして「すべてコンパイル」を選択します。

無効なMLE環境をすべてコンパイルするには、「接続」パネルで、「MLE環境」を右クリックして無効なすべてをコンパイルを選択します。

3.4.4 MLE環境の削除

MLE環境を削除するには:

  1. 「接続」パネルで、選択したMLE環境を右クリックして「削除」を選択します。

    「削除」パネルが表示されます。

  2. 「適用」をクリックします。