等級ラダーの概要
等級ラダーは、就業者が昇格に適格な等級のシーケンスであり、その等級または等級内のステップに関連付けられた報酬値です。
等級ラダーは、等級内の特定の等級または特定のステップを持つすべてのユーザーに同じ金額が支払われる場合に使用します。 等級ラダーは、多くの場合、組合契約に関連付けられます。 等級ラダー・ページで等級ラダーを作成および管理できます。
ノート:異なる等級ラダーの等級を再利用できます。
等級ラダーを作成する場合、次のいずれかのオプションを選択できます。
- ステップ付き等級の昇格等級ラダー
- ステップなしの等級の昇格等級ラダー
- ステップ付き等級の等級ラダー
次のいずれかを実行する場合は、昇格等級ラダーを使用します。
- 採用、昇格・昇進、異動などのHR処理中に、個人の給与を等級ラダーのレートからデフォルト設定します。
- 「等級ステップ昇格の実行」バッチ・プロセスを使用して、適格に基づいてアサイメントを等級内の次の等級またはステップに自動的に移動します。 オプションで、給与を関連レートで更新できます。
- 等級ラダーのレートを更新した後、「等級ステップ・レートの同期化」バッチ・プロセスを使用して給与レコードを更新します。
等級にステップがないラダー
等級ラダーの作成時に「ステップのない等級の昇格等級ラダー」を選択した場合は、等級タイプが「等級」に設定されます。
このタイプのラダーを設定する場合、ラダーに追加できるのは、ステップなしの等級のみです。 ステップのない等級とステップのある等級の両方を組み合せて等級ラダーを作成することはできません。
等級レートは等級ラダーを設定するときに定義し、等級レート値はこのラダーに対して一意です。 等級ラダー間で等級レートを共有することはできません。
等級にステップがあるラダー
等級ラダーの作成時に「ステップ付き等級の昇格等級ラダー」または「ステップ付き等級の等級ラダー」を選択した場合は、等級タイプが「ステップ付き等級」に設定されます。 このタイプのラダーを設定する場合、ラダーに追加できるのは、ステップ付き等級のみです。
ステップ・レートはラダーの設定時に定義し、ステップ・レート値は各ラダーに固有です。 等級ラダー間でステップ・レートを共有することはできません。
ノート:等級を等級ラダーに追加するときに、ステップを含む等級にレートを追加できます。