年度末給与計算結果のアーカイブ
年度末給与計算結果のアーカイブ レポートを使用して、年度末法定レポートに必要な従業員情報と事業主情報を取得およびアーカイブします。
このレポートを実行するには、「自分のクライアント・グループ」タブの「給与フローの送信」クイック・アクションを使用します。
レポートを実行するタイミング
年度末および給与計算の完了後にレポートを実行します。
考慮するパラメータ
| パラメータ名 | 説明 |
|---|---|
| プロセス開始日 | このフィールドを使用して、レポートに含める給与計算プロセスの最初の有効日を指定します。 有効日が処理開始日と同じかそれより後であるすべてのプロセスがレポートされます。 |
| プロセス終了日 | このフィールドを使用して、レポートに含める給与計算プロセスの最終有効日を指定します。 給与計算実行の場合、これは「給与計算実行日」です。 有効日が処理終了日以前である全てのプロセスがレポートされます。 ノート: オフセット給与の場合、給与計算またはQuickPay実行の有効日が給与期間の終了日より後である可能性があります。 このような場合、プロセス終了日は、レポートに含めるプロセスの有効日以降である必要があります。 |
| 連結グループ | このフィールドを使用して、連結グループのレポートを実行します。 たとえば、このフィールドを使用して、給与計算のサブセットに対してこのレポートを実行できます。 値を選択できるのは、事前定義済の連結グループがある場合のみです。 |
| プロセス構成グループ | このフィールドを使用して、デフォルトのプロセス構成グループではなく、特定のプロセス構成グループに対してレポートを実行します。 プロセス構成グループは、給与明細レート精度値の設定など、給与プロセスのルールの設定に使用されます。 値を選択できるのは、事前定義済のプロセス構成グループがある場合のみです。 |
| 給与法定ユニット | 必要な給与法定ユニット(PSU)を選択します。 このプロセスでは、この給与法定ユニットに属する従業員の年末データのみがアーカイブされます。 |
| 税レポート・ユニット | 必要な税レポート・ユニット(TRU)を選択します。 値を選択すると、この税レポート・ユニットに属する従業員の年度末データのみがアーカイブされます。 空白のままにすると、選択したPSUに属するすべてのTRUが処理されます。 |
| 給与関係グループ | 給与関係グループ名を定義している場合は、その名前を選択します。 これはオプションのパラメータです。 |
レポート出力
「個人プロセス結果の表示」タスクを使用して、選択した給与法定ユニットまたは税レポート・ユニットの各給与関係のアーカイブ済データを開いて表示します。 結果を確認したら、これらのオプションのいずれかを試して結果を絞り込むことができます。
プロセス再実行
休暇手当を逃したなど、元のアーカイブ実行から除外された従業員がいる場合があります。 税年度の最終給与計算が正常に完了しました。 その後、「年度末給与計算結果のアーカイブ」レポートを再実行して、除外された従業員を含める必要があります。
個々の従業員または従業員のグループに対してプロセスを再実行できます。 除外された従業員を識別し、個々の従業員または従業員グループの給与関係グループを作成し、オブジェクト・グループを使用してレポートを再実行します。 アーカイブの再実行プロセスでは、前のアーカイブ・プロセスで除外された従業員のデータが取得されます。 このプロセスでは、前回の実行によってすでにアーカイブされたデータはアーカイブされません。 すべての従業員のデータを再度アーカイブするには、まずアーカイブ プロセスをロールバックする必要があります。
プロセス再試行
再試行プロセスを使用して、選択した従業員の変更済、新規またはアーカイブされていないデータをアーカイブします。
プロセス・ロールバック
ロールバック・プロセスを使用して、アーカイブされたデータを削除し、アーカイブ・データをやり直します。 再実行または再試行が不可能な場合があります。 たとえば、全ての給与計算処理が完了する前に年度末給与計算結果のアーカイブ処理を実行した場合です。 この場合、アーカイブ内のデータは有効ではありません。 これを解決するには、アーカイブ・プロセスをロールバックする必要があります。 年度末給与計算結果のアーカイブをロールバックすると、アーカイブされたデータがOracleデータベースから削除されます。 年度末給与計算結果のアーカイブ処理をロールバックして再実行すると、処理が再実行され、アーカイブが完全に再作成されます。