3.4 有効期間のサポート用のAPI機能

次の表に、有効期間のサポート専用、または有効期間のサポートに関連するパラメータを持つDBMS_WMサブプログラムを示します。

表3-2 有効期間のサポート用のAPI機能

サブプログラム 有効期間のサポート

EnableVersioning

validTimeパラメータ値がTRUEの場合、表は有効期間のサポートを伴うバージョン対応になります。表にはWM_PERIOD型のWM_VALID列が追加されます。既存の行の場合は、validFromタイムスタンプにSYSTIMESTAMP、validTillタイムスタンプにDBMS_WM.UNTIL_CHANGEDを使用してWM_VALID列が設定されます。

DisableVersioning

keepWMValidパラメータは、表がバージョン非対応の場合に、WM_VALID列とそのデータを保存するか(デフォルト)削除するかを決定します。

GetValidFrom

セッションの有効期間のvalidFromタイムスタンプを戻します。

GetValidTill

セッションの有効期間のvalidTillタイムスタンプを戻します。

SetValidTime

セッションの有効期間を指定の範囲に設定します。このプロシージャは、パラメータを指定せずに(有効期間の範囲を現在の時刻から変更時までに設定して)実行するか、validFromパラメータのみを指定して実行するか、またはvalidFromパラメータおよびvalidTillパラメータの両方を指定して実行できます。

SetValidTimeFilterOFF

現行セッションの有効期間フィルタを削除します。

SetValidTimeFilterON

現行セッションの有効期間フィルタ(バージョン対応表に適用される時間)を設定します。

SetWMValidUpdateModeOFF

有効期間サポートがある表で、順序付きと順序なしの更新操作、および順序付き削除操作を無効にします。

SetWMValidUpdateModeON

有効期間のサポートがある表で、順序付きと順序なしの更新操作、および順序付き削除操作を有効にします。