3 Workspace Managerの有効期間のサポート
この章では、バージョン対応表を使用した有効期間(有効日付)のサポートについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
- 有効期間のサポート: 概要と例
一部のアプリケーションでは、データにその妥当性を示す時間範囲を関連付けて格納する必要があります。つまり、各レコードは、そのレコードに関連付けられている時間範囲内でのみ有効です。 - WM_PERIODデータ型
WM_PERIODデータ型は、セッションまたは作業領域およびバージョン対応表の行について有効期間の範囲を指定するために使用されます。 - 有効期間の定数
次の表に、WM_PERIOD指定のvalidFromタイムスタンプおよびvalidTillタイムスタンプに使用できる定数を示します。 - 有効期間のサポート用のAPI機能
次の表に、有効期間のサポート専用、または有効期間のサポートに関連するパラメータを持つDBMS_WMサブプログラムを示します。 - 有効期間サポートの演算子
Workspace Managerには、2つの期間パラメータを受け入れる関係チェック演算子と関係集合演算子が用意されており、問合せで有効期間フィルタを適用するために使用できます。 - 有効期間サポートを使用した問合せおよびDML操作
この項では、有効期間サポートに関連する問合せおよびデータ操作言語(挿入、更新および削除)操作の動作と考慮事項について説明します。 - 有効期間サポートのための制約管理
この項では、参照整合性制約と一意制約に影響する有効期間サポートに関連した考慮事項について説明します。 - 有効期間サポートを使用したロック
有効期間サポートを伴うバージョン対応表の1行がロックされる場合、その行は自動的に有効期間全体を通じてロックされます。指定した期間だけ行をロックする方法はありません。 - 有効期間サポートの影響を受ける静的データ・ディクショナリ・ビュー
この項では、Workspace Managerの静的データ・ディクショナリ・ビューに対する有効期間サポートの影響について説明します。 - 既存の表に対する有効期間サポートの追加
既存のバージョン対応表に有効期間サポートを追加できます。 - 有効期間のサポートを伴う表の作業領域のマージとリフレッシュ
有効期間のサポートを伴う表をマージまたはリフレッシュする場合、同一主キー値を持つ行の間で交差部分が存在する具体的なケースを検討して、結果の行を判断できます。
親トピック: 概要および使用情報