1.6 インポートおよびエクスポートの考慮点

Workspace Managerでは、完全なデータベースのインポートおよびエクスポート、Workspace Managerで必要なスキーマのみのインポートおよびエクスポート、Workspace Managerのプロシージャによる作業領域レベルのインポートおよびエクスポートのいずれかで、バージョン対応表をインポートおよびエクスポートできます。

その他のエクスポート・モード(単一スキーマ、表、パーティション・レベルなど)は、現在サポートされていません。

バージョン対応データベースには、Oracleユーティリティを使用した全データベースのインポート操作およびエクスポート操作を実行できます。ただし、その場合は、次の考慮点および制限事項が適用されます。

  • バージョン対応表を含むデータベースは、Workspace Managerをインストール済で、現在バージョン対応表または作業領域(LIVE作業領域以外)がない他のOracle AI Databaseにのみエクスポートできます。

  • Oracle Data Pump Importユーティリティによるインポート操作の場合、ダンプ・ファイルにWMSYSスキーマが含まれているときは、table_exists_action=truncateを指定する必要があります。ダンプ・ファイルにWMSYSスキーマが含まれていない場合、インポートされるバージョン対応表がまだ存在しないか空であるときは、table_exists_action=appendを指定できます。(一般に、Oracle Databaseリリース10.2以上によって生成されるダンプ・ファイルにはWMSYSスキーマが含まれず、それより前のリリースによって生成されるダンプ・ファイルにはWMSYSスキーマが含まれます。)

    ダンプ・ファイルは、互換性のあるバージョンのWorkspace Managerによって生成される必要があります。一般に、VERSION=12を指定して作成されたダンプ・ファイルはサポート対象になります。

  • データ・ポンプ・インポートを使用している場合は、データ・ポンプ・エクスポートを使用してダンプ・ファイルが作成されている必要があります。

  • データ・ポンプ・インポート・ユーティリティのREMAP_SCHEMA機能は、バージョン対応データベースではサポートされていません。

  • Workspace Managerでは、このモードでの元のImportユーティリティとExportユーティリティの使用はサポートされていません。

Workspace Managerのインポート操作またはエクスポート操作を実行する場合は、SYSスキーマを使用しないでください。

次のように、(完全ではなく)限定的なエクスポートおよびインポートを実行できます。限定的なエクスポートおよびインポートでは、バージョン対応表と作業領域に関連するすべてのスキーマと、Workspace Managerメタデータが含まれますが、その他のスキーマはすべて除外されます。

  1. Export_Schemasプロシージャをコールし、必要なオブジェクトとデータを含むダンプ・ファイルを生成します。

  2. Import_Schemasプロシージャをコールします。(全データベースのインポートと同様に、Workspace Managerがすでにインストールされている必要があります。また、LIVE作業領域以外の既存の作業領域やバージョン対応表がないようにしてください。)

作業領域レベルのエクスポート操作では、各バージョン対応表を作業領域レベルでエクスポートできます。1つのデータベースから他データベースへバージョン対応表をエクスポートするステップは、次のとおりです。

  1. Exportプロシージャをコールして、ステージング表(たとえば、t1)へエクスポートする必要があるすべてのデータを格納します。特定の作業領域、セーブポイントまたは時点から参照できるすべてのデータ、または特定の作業領域内で修正されたデータのみをエクスポートできます。詳細は、「DBMS_WMパッケージ: リファレンス」Exportプロシージャを参照してください。

    ノート:

    有効期間のサポートを伴う表(WM_PERIOD型の_VALID列を含む表)は、Exportプロシージャではサポートされていません。(有効期間のサポートの詳細は、「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照してください。)

    バージョン対応表に対して複数の作業領域をエクスポートするには、Exportプロシージャを再度コールして、元のステージング表およびエクスポートする必要がある新規作業領域を指定します。バージョン非対応の表にデータをインポートする場合、versioned_dbパラメータにFALSEを指定します。

  2. Oracle Data Pump Exportユーティリティまたは元のExportユーティリティを使用して、ステージング表(t1など)をエクスポートします。

  3. Oracle Data Pump Importユーティリティまたは元のImportユーティリティを使用して、ステージング表(t1など)を宛先データベースにインポートします。

  4. バージョン対応表へインポートする場合、Importプロシージャをコールし、ソース・データベース上にデータが常駐する作業領域、およびデータを格納する作業領域を指定して、ステージング表からバージョン対応表へデータを移動します。

    ステージング表の構造は、バージョン対応表と一致する必要があります。デフォルトでは、インポート・プロシージャを正常に完了する前に、有効なすべての制約を検証する必要があります。

ノート:

バージョン対応トポロジをエクスポートまたはインポートする場合は、関連するDBMS_WMプロシージャ(Export_SchemasInitialize_After_Importなど)の使用上のノートも参照してください。