CREATE FAR_SYNC
CREATE FAR_SYNCコマンドは、新しい遠隔同期インスタンスを作成し、それをブローカ構成に追加します。このコマンドを使用するには、Oracleウォレット・ベースの認証を構成し、SYSDBA権限で接続する必要があります。また、新しい遠隔同期インスタンスが作成されたホストで補助インスタンスを起動する必要があります。
書式
補助インスタンスがパラメータ・ファイル(PFILE)を使用して起動された場合:
CREATE FAR_SYNC <db_unique_name> AS CONNECT IDENTIFIER IS <connect_identifier> [ SPFILE [ PARAMETER_VALUE_CONVERT '<string_pair_values>' ] [ SET <parameter_name> value ] ... [ SET <parameter_name value> ] [ RESET <parameter_name> ] ... [ RESET <parameter_name> ] ];
補助インスタンスがサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を使用してを起動された場合:
CREATE FAR_SYNC <db_unique_name> AS CONNECT IDENTIFIER IS <connect_identifier>;
使用上のノート
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接続されたデータベースのバージョンは、DGMGRLのバージョンと同じである必要があります。
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SPFILE句が指定されている場合は、指定されたspfileの初期化パラメータが遠隔同期インスタンスの作成時に使用されます。このコマンドでは、RMANの
DUPLICATEコマンドを使用して遠隔同期インスタンスを作成します。RMAN複製時に使用される補助インスタンスがspfileを使用して起動された場合は、CREATE FAR_SYNCコマンドにSPFILE句を含めることはできません。 -
PARAMETER_VALUE_CONVERT句は、SPFILE句の直後に指定する必要があります。SET句またはRESET句の後にPARAMETER_VALUE_CONVERT句を使用すると、コマンドが失敗します。 - Oracleウォレットを設定する必要があります。遠隔同期インスタンスに接続するためにウォレットで使用される別名は、プライマリ・データベース・ホストと遠隔同期インスタンス・ホストの両方で静的サービス接続に解決される必要があります。プライマリ・データベースに接続するためにウォレットで使用される別名は、静的サービス接続に解決する必要はありません。両方のホストについて、各データベースの接続識別子は、プライマリ・データベース・ホストと遠隔同期インスタンス・ホストの両方で同じインスタンスに解決される必要があります。
- 新しい遠隔同期インスタンスが作成されたホストで補助インスタンスを起動する必要があります。補助インスタンスがサーバー・パラメータ・ファイルを使用して起動された場合、
SPFILE、PARAMETER_VALUE_CONVERT、SETおよびRESET句は指定できません。 - 接続されたデータベースのバージョンは、DGMGRLのバージョンと同じである必要があります。
- 遠隔同期インスタンスを作成するために、このコマンドは、指定された
PARAMETER_VALUE_CONVERT、SETおよびRESET句を使用してRMAN DUPLICATEコマンドを起動します。 PARAMETER_VALUE_CONVERT句は、SPFILE句の直後に指定する必要があります。SET句またはRESET句の後にPARAMETER_VALUE_CONVERT句を指定すると、コマンドは失敗します。-
補助インスタンスがパラメータ・ファイルを使用して起動された場合、このコマンドは次を実行します。
- 遠隔同期インスタンスの次の初期化パラメータを設定します。
DB_NAMEをプライマリ・データベースのDB_NAMEに設定DB_UNIQUE_NAMEを、指定されているdb_unique_nameにSGA_TARGETを300MBに設定CPU_COUNTを1に設定
- 次の初期化パラメータをリセットします。
CONTROL_FILES、CLUSTER_DATABASE、DB_RECOVERY_FILE_DEST、DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE、DB_FILE_NAME_CONVERTおよびLOG_ARCHIVE_CONFIGSGAメモリーの合計サイズに貢献する次のようなパラメータがリセットされます(ただしこれらに限定されません)。DB_CACHE_SIZE、LOG_BUFFER、SHARED_POOL_SIZE、LARGE_POOL_SIZE、JAVA_POOL_SIZE、STREAMS_POOL_SIZE - 既存の
LOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータをクリアします。
- 遠隔同期インスタンスの次の初期化パラメータを設定します。
- 遠隔同期インスタンスの初期化パラメータが適切に設定されていない場合、DGMGRLが遠隔同期インスタンスの起動に失敗するため、コマンドが失敗することがあります。この場合、遠隔同期インスタンスでアラート・ログ・ファイルまたはブローカ・ログ・ファイルを表示して問題の原因を特定し、spfileで必要な初期化パラメータを変更するか、
PARAMETER_VALUE_CONVERT、SETまたはRESET句を追加して変更します。
コマンド・パラメータ
- db_unique_name
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遠隔同期インスタンスの
DB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値。 - connect_identifier
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完全指定の接続記述子またはOracle Net Servicesのネーミング・メソッド(TNSなど)により解決される名前です。指定した値は、データベース・プロパティ
DGConnectIdentifierの初期値としても使用されます。 - string_value_pairs
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文字列ペアのリスト。RMANの
DUPLICATEコマンドを起動すると、値はPARAMETER_VALUE_CONVERT句の値に設定されます。PARAMETER_VALUE_CONVERT句は、一致するすべての初期化パラメータ値の最初の文字列を2番目の文字列で置換します。このパラメータにより、文字列の複数のペアを指定できます。たとえば、' "string1", "string2", "string3", "string4", ... 'とします。
説明:
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• string1は、プライマリ・データベースの初期化パラメータのパターンです。
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• string2は、遠隔同期インスタンスの初期化パラメータのパターンです。
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• string3は、プライマリ・データベースの初期化パラメータのパターンです。
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• string4は、遠隔同期インスタンスの初期化パラメータのパターンです。
これはオプションの引数です。指定しない場合は、プライマリ・データベース上のサーバー・パラメータ・ファイルのコピーが、変更なしで遠隔同期インスタンスで使用されます。
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コマンドの例
次の例では、FS1という名前の遠隔同期インスタンスを作成し、ブローカ構成に追加します。初期化パラメータLOG_FILE_NAME_CONVERT、DB_RECOVERY_FILE_DESTおよびDB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZEは、指定された値に設定されます。初期化パラメータUNDO_TABLESPACEはリセットされます。
DGMGRL> CREATE FAR_SYNC 'FS1' AS CONNECT IDENTIFIER IS 'FS1_STATIC_CONN'
SPFILE
PARAMETER_VALUE_CONVERT 'North_Sales','FS1','NORTH_SALES','FS1','NorthSales','FS1','NORTHSALES','FS1'
SET LOG_FILE_NAME_CONVERT 'North_Sales','FS1','NORTH_SALES','FS1'
SET DB_RECOVERY_FILE_DEST '/scratch/oracle/fast_recovery_area'
SET DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE '100G'
RESET UNDO_TABLESPACE;
Creating far sync instance "FS1".
Connected to "North_Sales"
Connected to "Aux"
far sync instance "FS1" created
far sync instance "FS1" added