データベース以外のファイルに対するOracleレプリケーション・テクノロジ
Oracle Advanced Cluster File System (Oracle ACFS)、Oracle AI Database File SystemおよびOracle Solaris ZFS Storage Applianceレプリケーションは、データベース以外のファイル用のOracleレプリケーション・テクノロジです。
表3-2 データベース以外のファイルに対するOracleレプリケーション・テクノロジ
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Oracle ASM、Oracle ClusterwareおよびOracle Enterprise Managerテクノロジと統合された単一ノードおよびクラスタ全体のファイル・システム・ソリューションの提供を推奨Data GuardまたはOracle GoldenGateとの結合時に、疎結合されたフル・スタック・レプリケーション・ソリューションを提供します。 |
Oracle ACFSでは、Oracle ASMインスタンスおよびディスク・グループのステータス更新やディスク・グループのリバランスなどのOracle ASMの状態遷移に関与するために、Oracle ASMインスタンスとの通信を確立し、維持します。 実行可能ファイル、データベース・トレース・ファイル、データベース・アラート・ログ、アプリケーション・レポート、BFILE、構成ファイルなど、様々なデータベース・ファイルおよびアプリケーション・ファイルがサポートされます。他にも、ビデオ、オーディオ、テキスト、イメージ、設計図、その他の汎用アプリケーションのファイル・データがサポートされます。 ポイント・イン・タイム・リカバリの発生時にデータベースの変更とファイル・システムの変更間で時間整合性をほぼ提供可能 NFSやCIFSなどの標準NASファイル・アクセス・プロトコルを使用してリモート・クライアントからアクセスおよびエクスポートできます。 |
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データベースとデータベース以外のシステム間で強化された同期を提供する場合に推奨 |
データベースの変更とファイル・システムの変更間で完全に一貫性を保持するためにデータベースとの統合が可能 データベースに保存され、Oracle Active Data Guardと使用して障害時リカバリと読取り専用アクセスの両方を提供できるすべてのデータ Oracleデータベースのすべての機能を利用可能 |
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データベース以外のファイルに対する障害時リカバリ保護、特にOracle Fusion Middlewareのデータベース外に保存されたクリティカル・ファイルに推奨します。 |
Oracle Fusion Middlewareバイナリ構成を含む、データベース以外のすべてのオブジェクトのレプリケート ポイント・イン・タイム・リカバリの発生時にデータベースの変更とファイル・システムの変更間で時間整合性をほぼ提供可能 |
Oracle Advanced Cluster File System
Oracle Advanced Cluster File System (ACFS)は、マルチプラットフォームのスケーラブル・ファイル・システムであり、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)機能を拡張して、Oracle AI Databaseの外部で保持されているカスタマ・ファイルをサポートするストレージ管理テクノロジです。
Oracle ACFSでは、実行可能ファイル、データベース・トレース・ファイル、データベース・アラート・ログ、アプリケーション・レポート、BFILE、構成ファイルなど、様々なデータベース・ファイルおよびアプリケーション・ファイルがサポートされます。他にも、ビデオ、オーディオ、テキスト、イメージ、設計図、その他の汎用アプリケーションのファイル・データがサポートされます。
Oracle ACFSでは次のOracle ASM機能を利用できます。
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Oracle ACFSの動的なファイル・システムのサイズ変更
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Oracle ASMディスク・グループ・ストレージへの直接アクセスによるパフォーマンスの最大化
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I/Oの並列性向上によるOracle ASMディスク・グループ・ストレージ全体でのOracle ACFSの分散の平均化
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Oracle ASMミラー化保護メカニズムによるデータの信頼性の確保
Oracle ACFSレプリケーションは、データベースに対するData Guardと同様、これによりネットワーク経由でのOracle ACFSファイル・システムのリモート・サイトへのレプリケーションが可能になり、ファイル・システムに対する障害時リカバリ機能が提供されます。Oracle ACFSレプリケーションはプライマリ・ファイル・システムのディスクに書き込まれた変更を取得し、その変更をレプリケーション・ログと呼ばれるファイルに記録します。このログは、関連するスタンバイ・ファイル・システムをホストするサイトに転送され、そこでバックグラウンド・プロセスがログを読み取り、ログに記録された変更をスタンバイ・ファイル・システムへ適用します。レプリケーション・ログに記録された変更がスタンバイ・ファイル・システムに正常に適用された後、レプリケーション・ログはプライマリおよびスタンバイ・ファイル・システムをホストしているサイトから削除されます。
Oracle ACFSの追加機能では、一般ファイルおよびアプリケーション・ファイルのスナップショット・ベースのレプリケーションが可能で、障害時リカバリおよびテスト/開発環境のためのHAソリューションが提供されます。ACFSに格納されたOracle AI Databaseでは、Oracle MultitenantおよびACFSスナップショット・テクノロジを利用して、プラガブル・データベースのスナップショット・クローンを迅速かつ効率的に作成できます。
Oracle Data GuardとOracle ACFSを結合し、スタンバイ・データベースでデータベースを保護するData Guardと、スタンバイ・ホストにファイル・システムの変更をレプリケートするOracle ACFSにより、フル・スタック高可用性ソリューションを提供できます。計画済停止の場合、ファイル・システムおよびデータベースはデータ損失なしで特定の時点との一貫性を維持します。
関連項目:
Oracle ACFS ASMクラスタ・ファイル・システム: 概要および使用方法
Oracle MAA技術概要『フル・スタック・ロール・トランジション - Oracle ACFSおよびOracle Data Guard』(http://www.oracle.com/goto/maa)
Oracle AI Databaseファイル・システム
Oracle AI Databaseファイル・システム(DBFS)は、ファイルを格納するデータベースの機能と、リレーショナル・データを効率的に管理するデータベースの強みを活用して、データベースに格納されたファイルに対する標準のファイル・システム・インタフェースを実装します。
このインタフェースを使用すると、BLOBおよびCLOBプログラム・インタフェースを使用するために特別に記述されたプログラムに制限されずに、データベースにファイルを格納できるようになります。これで、ファイルに作用する任意のオペレーティング・システム(OS)プログラムを使用して、データベース内のファイルに透過的にアクセスできるようになります。たとえば、ETL(抽出、変換およびロード)ツールは、ステージング・ファイルを透過的にデータベースに格納します。
Oracle DBFSには次のような利点があります。
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フルスタックの統合リカバリおよびフェイルオーバー: ファイル・システムをデータベース構造に格納することにより、データベース・オブジェクトとファイル・システム・データの両方のポイント・イン・タイム・リカバリの容易な実行が可能です。
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障害時リカバリ・システムの投資利益率(ROI): DBFSに含まれるファイルへのすべての変更も、OracleデータベースのREDOログ・ストリーム経由で記録され、Data Guardフィジカル・スタンバイ・データベースに渡すことができます。Oracle Active Data Guardテクノロジを使用して、DBFSファイル・システムは、ソースとしてフィジカル・スタンバイ・データベースを使用して読取り専用でマウントできます。プライマリでの変更はスタンバイ・データベースに伝播され、スタンバイに適用されると表示できます。
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ファイル・システム・バックアップ: DBFSはデータベースにデータベース・オブジェクトとして格納されるので、標準RMANバックアップおよびリカバリ機能をファイル・システム・データに適用できます。データベースまたはデータベース内オブジェクト上で実行できるバックアップ、リストアまたはリカバリ操作は、DBFSファイル・システムに対して実行することもできます。
Oracle Solaris ZFS Storage Applianceレプリケーション
Oracle Solaris ZFS Storage Applianceシリーズでは、ソース・アプライアンスから任意の数のターゲット・アプライアンスに、手動で、スケジュールに従って、あるいは連続して、プロジェクトとシェアをスナップショットベースでレプリケートできます。
Oracle Solaris ZFS Storage Applianceシリーズでは、次のユースケースがサポートされます。
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障害回復: レプリケーションを使用して障害時リカバリのためにアプライアンスをミラーリングできます。プライマリ・アプライアンス(またはデータ・センター全体)のサービスに影響を与える障害イベント時に、管理者は障害時リカバリ・サイトでサービスをアクティブ化し、最新のレプリケートされたデータを使用して引き継ぎます。プライマリ・サイトがリストアされると、障害時リカバリ・サイトがサービス中に変更されたデータは、プライマリ・サイトに移行して戻され、通常のサービスがリストアされます。このようなシナリオは、障害が発生する前に完全にテストすることができます。
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データ破損: レプリケーションを使用して、ターゲット・アプライアンスのクライアントが通常はソース・アプライアンスに直接到達できない、またはそのような設定では待機時間が非常に長くなるような状況で、データ(仮想マシン・イメージまたはメディア)を世界中のリモート・システムに分散できます。1つの例ではこのローカル・キャッシングのスキーマを使用して、読取り専用データ(ドキュメントなど)の待機時間を改善します。
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ディスク・ツー・ディスク・バックアップ: レプリケーションをテープ・バックアップが実行可能でない環境に対するバックアップ・ソリューションとして使用できます。たとえば、使用可能なバンド幅が不足しているため、またはリカバリの待機時間が長すぎるために、テープ・バックアップが実行可能でない場合があります。
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データ移行: レプリケーションを使用して、ハードウェアのアップグレード時または記憶域のリバランス時に、Oracle Solaris ZFS Storageアプライアンス間でデータおよび構成を移行できます。シャドウ移行はこの目的でも使用できます。
Oracle Solaris ZFS Storage Applianceのアーキテクチャによっても、これはOracle Fusion Middlewareの障害時リカバリに対しData Guardを補完するための理想的なプラットフォームになります。Oracle Fusion Middlewareにはデータベース外に保管された多数の重要なファイルがあります。これらのバイナリ、構成データ、メタデータ、ログなども、Oracle Fusion Middlewareの可用性を確保するためにデータ保護が必要です。これらに対し、ZFS Storage Applianceの組込みレプリケーション機能を使用してこのデータをリモートの障害時リカバリ・サイトに移動します。
Oracle Solaris ZFS Storage ApplianceをOracle Fusion Middlewareと使用する場合の利点には次のものがあります。
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Oracle Fusion Middlewareのリモート・レプリケーションの活用
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DRサイトのROIを向上させるデータベースのクローンおよびスナップショットを迅速に作成する機能