7.2.8 hexdump

ファイルの内容を16進形式で標準出力にダンプします。

構文

hexdump [ -j bytes | --skip-bytes=bytes ] 
        [ -N bytes | --read-bytes=bytes ] 
        [ --aio=naio ] [ -x ]
        file-name
        [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
        [{ -T | --trace } trace-level ]

コマンド・オプション

hexdumpコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • file-name: 出力するファイルの名前を指定します。

  • -j--skip-bytes: オプションで、スキップする入力バイト数を指定します。

  • -N--read-bytes: オプションで、読み取って出力するバイト数を指定します。

  • --aio: コマンドの処理に使用される非同期I/Oチャネルの数を指定します。非同期I/Oを使用すると、コマンドでI/O操作を開始し、I/Oの完了を待機(ブロック)せずに他のタスクの実行を続行できます。デフォルト値は4で、通常はパフォーマンスとリソースの使用率が最適なバランスになります。

  • -x: ファイルの内容を16進法で表示します。これは、いずれにしてもデフォルトの動作です。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc

例7-17 Exascaleファイルの内容のダンプ

次の例では、@my-data/my-fileにあるファイルの内容を16進形式で標準出力にダンプします。

$ xsh hexdump @my-data/my-file