7.2.9 ls
ファイル/ディレクトリの詳細をリストします。
構文
ls [ -h ] [ -l ] [ -r ] [ -t ] [ -a ]
[ -1 ] [ -s ] [ -d | --detail ]
[ name ]
[{ -w | --wallet } wallet-location ]
[{ -T | --trace } trace-level ]
[{ -j | --json } [ --compact ]]コマンド・オプション
lsコマンドのオプションは、次のとおりです:
-
name: コマンドの対象となるファイルまたはボールトを指定します。
nameを指定しない場合、アクセス可能なすべてのボールトがリストされます。nameが特定のファイルである場合、指定したファイルの詳細がリストされます。
指定したnameがボールト名で、
-sオプションを指定していない場合、ボールト内のすべてのファイルがリストされます。ボールト名またはファイル名を指定する際は、ワイルドカード(
%)を使用できます。 -
-h: 出力値を判読可能な書式(10M、22K、300Gなど)で表示します。このオプションは、-lオプションとともに使用します。 -
-l: ファイル・サイズおよび作成日を含む、より長いリストを表示します。 -
-r: ソート順序を元に戻します。 -
-t: アルファベットではなく作成時間でソートします。 -
-a: 非表示/特殊エントリを表示します。 -
-1: 出力の各行に1つのエントリをリストします。 -
-s: ボールトの内容ではなく、ボールト統計を表示します。このオプションは、name値がボールト名を指定する場合にのみ適用されます。このオプションは、name値がファイル名を指定する場合には無視されます。
-
-d、--detail: 属性の詳細リストを表示します。 -
-w、--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。 -
-T、--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1(最小トレース)、2(中程度のトレース)または3(最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:
-
$ADR_BASE環境変数が設定されている場合:$ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc/tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
-
-
-j、--json: 出力をJSON形式で表示します。 -
--compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。
例
例7-18 すべてのExascaleボールトのリスト
次の例では、XSHコマンドの起動に関連付けられているExascaleユーザーに表示されるすべてのボールトをリストします。
$ xsh ls例7-19 Exascaleボールトの内容のリスト
次の例では、@my-dataボールトに含まれるファイルをリストします。
$ xsh ls @my-data
例7-20 Exascaleボールトの内容に関する特定の詳細のリスト
次の例では、@my-dataボールトに含まれるファイルをリストします。このコマンドは、隠しファイルを含む詳細な(長い)リストを表示します。出力はファイル作成時間に従ってソートされ、逆順(最も古い順)で表示されます。
# xsh ls -alrt @my-data
583421952 Mar 10 14:57:34 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/data.ocr
20971520 Mar 10 14:57:41 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/vfile1
2048 Mar 10 15:01:53 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/DB1/PASSWORD/pwdDB1.42A5F9E0
175292416 Mar 10 15:02:00 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/DB1/CONTROLFILE/Current.OMF.253F31EB
4294967808 Mar 10 15:02:02 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/DB1/ONLINELOG/group_1.OMF.52326749
4294967808 Mar 10 15:02:04 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/DB1/ONLINELOG/group_2.OMF.3628C85F
17179877376 Mar 10 15:02:06 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/DB1/DATAFILE/SYSTEM.OMF.05DAA9B3
7964991488 Mar 10 15:02:08 2025 @my-data/EXA1-82B1CA80638E4F86BF2E4B3EABC7B6E7/DB1/DATAFILE/SYSAUX.OMF.3EFADCA5
...親トピック: XSHコマンド・リファレンス