7.2.10 lsacl

Exascaleファイルおよびボールトのアクセス制御リスト(ACL)を表示します。

構文

lsacl [ file-name | vault-name ]...
      [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
      [{ -T | --trace } trace-level ]
      [{ -j | --json } [ --compact ]]

コマンド・オプション

lsaclコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • [ file-name | vault-name ]...: 操作の対象となるファイルまたはボールトの名前を指定します。

    ファイル名を指定する際は、ワイルドカード(%)を使用できます。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
  • -j--json: 出力をJSON形式で表示します。

  • --compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。

例7-21 ファイルACLの表示

次のコマンドでは、@vault2/my-file1という名前のファイルのACL文字列が表示されます。

$ xsh lsacl @vault2/my-file1

例7-22 ワイルドカードを使用したファイルACLの表示

次のコマンドでは、my-fileで始まる名前を持つ@vault2内のすべてのファイルのACL文字列が表示されます。

$ xsh lsacl @vault2/my-file%