7.2.11 lsdataset

Exascaleデータセットをリストします。

構文

lsdataset [ -d | --detail ] [ -h ] [ --vault vault ] [ dataset-ID ]
          [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
          [{ -T | --trace } trace-level ]
          [{ -j | --json } [ --compact ]]

コマンド・オプション

lsコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • dataset-ID: 情報を表示するデータセットの識別子。

    システム定義の各データセットには、一意のコンポジット識別子があり、これには関連するエンティティの一意の識別子が含まれます。データセット識別子の形式は、次のいずれかです:

    • @Vault-name: 特定の名前付きボールトのボールトレベルのデータセットを識別します。

    • @Vault-name:GI-cluster-ID: 指定されたボールト内のストレージ領域を消費する特定のOracle Grid Infrastructure (GI)クラスタのデータセットを識別します。

    • @Vault-name:GI-cluster-ID:CDB-ID: 指定されたGIクラスタに属する特定のOracleマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のデータセットを識別します。

    • @Vault-name:GI-cluster-ID:CDB-ID:PDB-ID: 指定されたCDB、GIクラスタおよびボールトに関連付けられたOracleプラガブル・データベース(PDB)のデータセットを識別します。

    パーセント記号(%)は、ワイルドカード検索に使用できます。たとえば、@Vault-name:GI-cluster-ID:%は、指定されたGIクラスタおよびボールトに関連付けられたすべてのCDBデータセットに関する情報を表示します。

    dataset-IDを指定しない場合、すべてのデータセットに関する情報が表示されます。

  • --vault: 指定されたボールトのデータセットに関する情報を表示します。

  • -d--detail: 属性の詳細リストを表示します。

  • -h: 出力値を判読可能な書式(10M22K300Gなど)で表示します。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
  • -j--json: 出力をJSON形式で表示します。

  • --compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。

例7-23 すべてのExascaleボールトのリスト

次の例では、XSHコマンドの起動に関連付けられているExascaleユーザーに表示されるすべてのデータセットをリストします。

$ xsh lsdataset

例7-24 Exascaleボールトのデータセットのリスト

次の例では、@my-dataボールトに含まれるデータセットをリストします。

$ xsh lsdataset --vault @my-data
$ xsh lsdataset @my-data:%