8.1 スタート・ガイド
次の項では、SQLclでDATAPUMPコマンドの使用を開始するために必要な情報を示します。
8.1.1 前提条件
SQLclでDATAPUMPを使用するには、次の知識が必要です。
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ログイン・ユーザーであり、エクスポートまたはインポートしている場合:
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その表領域での適切なシステム権限または十分なユーザー領域リソースが必要です。
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DBAまたはPDB_DBAロールを付与されていない場合、独自のスキーマをインポートまたはエクスポートするにはOracleディレクトリへのアクセス権が必要です。たとえば:grant read, write on directory DATA_PUMP_DIR to dpumpnotdba;
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他のスキーマを使用する場合:
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データ・ポンプのインポート操作とエクスポート操作に必要なロールの詳細は、「必要なロール」を参照してください。
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インポートする表領域に対する権限が必要です。
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データ・ポンプを使用できない場合は、かわりに、「ファイルのロード」で示す方法を使用してファイルをロードできます。
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Autonomous Databaseに接続するには:
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Oracle Cloud接続用のウォレット・ファイルをダウンロードします。「クライアント資格証明のダウンロード」を参照してください。
Autonomousへのインポートについては、クラウド移行アドバイザ・ツール(CPAT)を参照してください。
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Oracle Databaseからオブジェクト・ストレージを使用するには:
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Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントの、クラウド・ストレージ・コマンドのオプションについておよび設定と前提条件を参照してください。
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OCIプロファイル構成ファイルをインストールする必要があります。
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OCIプロファイルは、
OCI PROFILE <name>またはCS OCI <profile>を使用して設定する必要があります。 -
データ・ポンプ・エクスポートで
-copycloudオプションを使用して、エクスポートの最後の手順として、オブジェクト・ストレージにダンプ・ファイルをコピーできます。 -
データ・ポンプ・インポートで
-copycloudオプションを使用して、インポートの最初の手順として、オブジェクト・ストレージからダンプ・ファイルをコピーできます。 -
クラウド・ストレージ・コマンド(putおよびget)を使用して、クラウド・ストレージとOracleディレクトリの間でダンプ・ファイルをコピーできます。
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Autonomous Databaseからオブジェクト・ストレージを使用するには:
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認証でのDBMS_CLOUDの使用を参照してください。
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クラウド・ストレージ、
SET DATAPUMPまたはDATAPUMPコマンドを使用して、オブジェクト・ストレージ用の資格証明を設定する必要があります。 -
データベース・ディレクトリを使用せずに、オブジェクト・ストレージにダンプ・ファイルを直接エクスポートできます。
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データベース・ディレクトリを使用せずに、オブジェクト・ストレージからダンプ・ファイルを直接インポートできます。
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ログ・ファイルをオブジェクト・ストレージに直接書き込むことはできませんが、クラウド・ストレージ・コマンドを使用してそれらをクラウド・ストレージにコピーできます。
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エクスポート中にタイムゾーン・ファイルのバージョンが表示されます。ダンプ・ファイルは、タイム・ゾーン・ファイルのバージョンが同一(またはそれ以降)であるデータベースにのみインポートできます。
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透過的暗号化モードおよびデュアル暗号化モードには、透過的データ暗号化(TDE)が必要です。TDEを使用できない場合は、パスワード暗号化のみを使用できます。
8.1.2 使用方法
DATAPUMPコマンドは、DBMS_DATAPUMPパッケージを使用してデータ・ポンプ・ジョブを作成および送信します。
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Autonomousへのインポートについては、クラウド移行アドバイザ・ツール(CPAT)を参照してください。
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ソース・データベースとターゲット・データベースで、ハードウェア、オペレーティング・システム、文字セット、タイムゾーンおよびバージョンが異なっていてもかまいません。
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Oracle Databaseリリース11g以降のバージョンに存在するすべてのオブジェクト・タイプとデータ・タイプがサポートされています。
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データとメタデータを転送およびフィルタできます。
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インポート時に、スキーマ名、表領域名およびメタデータを変換できます。
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データをOracle独自の形式でアンロードおよびロードできます。
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ダンプ・ファイルを暗号化して、データがセキュアであることを確実にできます。暗号化モードとして、透過的暗号化を使用するか(データベースで使用可能な場合)またはパスワードを使用できます。
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インポートまたはエクスポート・プロセスをフィルタして、含まれるオブジェクト・タイプとオブジェクトを制限できます。
エクスポート
データ・ポンプ・エクスポートは、メタデータおよびデータをダンプ・ファイルにアンロードするために使用します。ダンプ・ファイルは、Oracleディレクトリまたはオブジェクト・ストレージに格納できます。
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スキーマ、またはスキーマのリストが指定されていない場合は、現在のスキーマがエクスポートされます。
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ディレクトリまたはオブジェクト・ストレージ、および資格証明が指定されていない場合、ダンプ・ファイルは
DATA_PUMP_DIRに格納されます。 -
ジョブ名は、指定されていない場合は、
ESQL_<n>として作成されます。 -
ダンプ・ファイル名が指定されていない場合、ダンプ・ファイルは
<jobname>.DMPとして格納されます。 -
ログ・ファイル名が指定されていない場合、ログ・ファイルは
<jobname>.LOGとして格納されます。
インポート
データ・ポンプ・インポートは、Oracleディレクトリまたはオブジェクト・ストレージに格納されている、以前にエクスポートされたダンプ・ファイルからメタデータおよびデータをロードするために使用します。
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スキーマ、またはスキーマのリストが指定されていない場合は、ダンプ・ファイル内のすべてのオブジェクトがインポートされます(デフォルトでは
FULLインポート)。フィルタを使用して、インポートされるオブジェクトの数を制限できます。 -
データベース・ディレクトリまたはオブジェクト・ストレージと、資格証明が指定されていない場合、ダンプ・ファイルは
DATA_PUMP_DIRに格納されます。 -
ジョブ名は、指定されていない場合は、
ISQL_<n>として作成されます。 -
ダンプ・ファイル名が指定されていない場合、ダンプ・ファイルは
<jobname>.DMPとして格納されます。 -
ログ・ファイル名が指定されていない場合、ログ・ファイルは
<jobname>.LOGとして格納されます。