30 EPM Cloud環境の接続について

概要

サービス管理者は、次のタイプの複数のEPM Cloud環境を接続できます。

  • Planning

  • Financial Consolidation and Close

  • Tax Reporting

  • Account Reconciliation

  • Profitability and Cost Management

  • Narrative Reporting

  • Strategic Workforce Planning

サービス管理者が接続を設定すると、EPM Cloud環境全体に対するアクセス権を持つユーザーは、1回のログインで単一のアクセス・ポイントから複数の環境間をナビゲートできるようになります。フォームやダッシュボードなど、複数の環境からのアーティファクトについても、ナビゲーション・フローのクラスタ内またはカード上のタブ内で混合できます。ターゲット環境に含まれるアーティファクトへのアクセス権はユーザーの役割によって決まります。

注:

Oracle Analytics Cloud Enterprise EditionまたはProfessional Edition 5.6をEPM Cloudプラットフォームに直接接続することもできます(両方のサービスを所有している場合)。接続を構成したら、EPM Cloudビジネス・プロセスのデータをOracle Analytics Cloudでビジュアル化できます。Oracle Analytics Cloudでビジュアライゼーションやダッシュボードを作成するために、メタデータ・リポジトリ(RPD)ファイルでEPMデータをモデリングする必要はありません。

詳細は、Oracle Analytics Cloudドキュメントを参照してください。

接続できるEPM Cloud環境

ソース環境とは、接続の作成元となる環境です。ターゲット環境とは、ソース環境から接続する環境です。

次のソース環境を接続できます(これらの環境はターゲット環境にすることもできます):

  • Planning

  • Financial Consolidation and Close

  • Tax Reporting

また、ソース環境は次のターゲット環境に接続できます(これらの環境はソース環境にすることはできません)。

  • Account Reconciliation

  • Profitability and Cost Management

  • Narrative Reporting

  • Strategic Workforce Planning

他のEPM Cloud環境に接続する方法

  • 「ナビゲータ」メニューでソース環境とターゲット環境間を切り替えます。詳細は、ソース環境のドキュメントを参照してください。

  • ソース環境のナビゲーション・フローをカスタマイズして、ホーム・ページから他のターゲット環境のクラスタ、カードおよびアーティファクトにアクセスできるようにします。詳細は、ソース環境のドキュメントを参照してください。

  • ダイレクトURLを使用して、接続環境をシームレスに統合します。ダイレクトURLを使用した接続環境の統合を参照してください。

考慮事項

  • サービス管理者のみが環境間接続を作成します。

    ユーザーがナビゲーション・リンクをクリックすると、リンク先の環境が開きます。リンク先の環境内でのアクセスは、ユーザーに割り当てられた事前定義済の役割とアクセス権限(存在する場合)によって決まります。

  • 環境間をシームレスにナビゲートするためには、環境間のナビゲーション・フローが設定されているすべての環境インスタンスが同じアイデンティティ・ドメインに属している必要があります。

    注:

    ターゲットとソースの環境インスタンスが同じアイデンティティ・ドメインに属していない場合は、それらのインスタンス間の接続を確立できません。

  • サービス管理者が、企業のSSO (アイデンティティ・プロバイダ)資格証明を使用して環境間接続を構成することはできません。

    環境がSSO用に構成されている場合は、環境間接続を構成するサービス管理者に、アイデンティティ・ドメイン資格証明が保持されている必要があります。

  • 特定のユース・ケース・シナリオでは、テスト環境と本番環境の間で環境間の接続を移行すると、問題が発生することがあります。詳細は、ソース環境のドキュメントを参照してください。

  • 環境間接続でバニティURLはサポートされていません。