トランザクション照合での照合済トランザクションのアーカイブ

アーカイブを使用すると、指定した一連の照合済トランザクションを、サポートおよび調整の詳細とともにアーカイブ・ファイルに保存できます。

本番システムで不要であるが、参照および規制コンプライアンスのために必要な照合済トランザクションをアーカイブし、その後パージできます。

Note:

次を含むプロファイルはアーカイブされません:

  • 会計日付がアーカイブ経過期間 - 計算された日付よりも前である未照合のトランザクション
  • 会計日付がプロファイルのロック最終日より後である照合済トランザクション

アーカイブ・ジョブのログ・ファイルには、アーカイブされなかったプロファイルおよびこの除外の理由が含まれます。

トランザクションをアーカイブするには、「経過期間」および「照合タイプ」を指定する必要があります。トランザクション照合でアーカイブ・ジョブを実行すると、このジョブに含まれるすべての照合済トランザクションが、ジョブIDを使用してマークされます。これらのマークされたトランザクションは、後続のアーカイブ・ジョブから除外されます。

アーカイブ・ジョブが成功すると、1つ以上の.csvファイルおよび1つのログ・ファイルを含む.zipファイルが生成されます。各.csvファイルに含まれるトランザクションの数は、「システム設定」で指定された「バッチ・サイズ」によって異なります。zipファイルの名前は、Archived_Transactions_match_type_name_job_ID.zipというフォーマットです。.csvファイル名はArchived_Transactions_match_type_name_counter.csvというフォーマットであり、counterは0から開始され、アーカイブに含まれる.csvファイルの数まで増分されます。ログ・ファイルには、トランザクションのアーカイブ・ジョブID、各データ・ソースのアーカイブ済トランザクションの数、調整の数、アーカイブ内のトランザクションの合計数などの詳細が含まれます。

アーカイブ・ジョブの実行中にAMWがトリガーされた場合、AMWはアーカイブ・ジョブの完了を待機します。

アーカイブ・ファイルをダウンロードし、そのコピーをローカルにデスクトップまたはラップトップに保存するか、企業ネットワークの中央サーバーに保存することをお薦めします。

Note:

アーカイブ.csvファイルは、他のすべてのファイルおよびジョブ統計と同様に、作成後60日で自動的に削除されます。この標準ポリシーは、移行の管理ガイドに概説されています。また、アーカイブ.csvファイルは、照合済トランザクションのアプリケーションへの復元には使用できないため、アーカイブおよびパージの一環として.csvファイルを永続的なストレージ場所にダウンロードすることをお薦めします。

トランザクション照合で照合済トランザクションをアーカイブするには:

  1. 「ホーム」から「アプリケーション」「ジョブ」の順に選択します。

  2. 「トランザクション照合」をクリックしてトランザクション照合ジョブにアクセスします。

  3. 「アクション」メニューから「トランザクションのアーカイブ」を選択します。

    「トランザクションのアーカイブ」ダイアログが表示されます。

  4. 「経過期間」に、日数を入力します。入力した値は、アーカイブの対象になる照合済トランザクションの決定に使用されます。

    次の照合済トランザクションのアーカイブの例について考えます。


    照合済トランザクションのアーカイブ時の経過期間の指定

    指定された経過期間は120日です。システムによってアーカイブ経過期間 - 計算された日付が2024年1月25日として計算され、この値が「経過期間」の横に表示されます。月次期間が使用されていると仮定して、この日付は2024年1月の期間に入り、その期間の終了日は2024年1月31日です。したがって、「照合日」がアーカイブ経過期間 – 計算された日付より前であるすべての照合済トランザクションがアーカイブされます。

    経過期間を計算するときに考慮される時間は、アプリケーションに設定されたサービス・タイム・ゾーンです。サービス・タイム・ゾーンが設定されていない場合は、デフォルトのタイム・ゾーンとしてUTCが使用されます。

  5. 「照合タイプ」で、照合済トランザクションをアーカイブする照合タイプを選択します。
  6. (オプション)「勘定科目ID」で、勘定科目IDを選択します。勘定科目IDを指定しない場合、選択した照合タイプのすべての勘定科目が含まれます。
  7. 「送信」をクリックします。

    一意のジョブIDを持つアーカイブ・ジョブが作成され、ジョブのリストに追加されます。このジョブの結果は「保留中」と表示されます。

  8. 数分後に「リフレッシュ」をクリックして、ジョブ・ステータスを表示します。

  9. アーカイブ・ジョブがエラーなしで完了した場合、ステータスは「成功」と表示されます。

  10. アーカイブ・ファイルおよびログ・ファイルをダウンロードして保存します。

    • マウスを「成功」の上に置いて、2つのファイル: アーカイブ済トランザクションを含むzipファイルと、そのアーカイブ・ジョブのログ・ファイルを表示します。

      アーカイブ中に指定した基準に一致するトランザクションがない場合、ログ・ファイルのみが生成されます。

    • ファイル名をクリックして、ファイルをダウンロードします。

Note:

調整属性の名前がシステム属性と同じ場合、アーカイブ中に調整属性の名前に番号が追加されます。たとえば、Adjustment Typeという名前の調整属性を作成したとします。Account Reconciliationにはシステム属性名Adjustment Typeが含まれています。そのため、アーカイブを作成すると、システム属性の名前はAdjustment Typeになり、調整属性の名前はAdjustment Type 1になります。